皆さん、おはこんばんちは!


島村ジョー誕生祭リブログ祭りも残り少ない時間となりました!


「ジョー祭り」を運営されている香月梨沙さんが

二次小説を書かれたのでご紹介掲載させて頂きます↓



智琉さんの記事には、石ノ森章太郎先生の

素敵な絵皿のご紹介、そして戦闘服の色についてのトリビアも載っています!

⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

香月梨沙さんサイボーグ009・二次小説

『未来へ』   


ジョーが行方不明になって半年。

儂はとある地方都市に赴いた時、一人でバスに乗った時にジョーに似た人物を遠目で見かけた。

彼は全く気が付いていない。彼がバスを降りたので慌てて降りて追いかけたら、ある一軒家にたどり着いた。

「只今。お母さん」

(お母さん。って言ったのか。とすると別人だったか)

よく似た別人だと思い、その場を離れようとしたが、

「待って下さい。ギルモア博士。
お話があります。どうか入ってください」

と言われたので部屋に入ると一人の老婆がベットに眠っていた。

ーここでしゃべると起こすからー
という理由で別の部屋に連れていかれ、今までの事を話してくれた。

彼は黒い幽霊団の戦闘で記憶喪失になり、彼女に自分の事を本当の息子だと思われている事など、今までお世話になってたという事を話してくれた。

そして、
「僕には彼女を見捨てることは出来ません。どうか僕の事を忘れて下さい」

と言われ、儂は研究所に戻った。色々な事を考えているとイワンに話しかけられた。

「何かあったの」

と解っているはずなのに知らないふりをするイワンに儂は苦笑した。しかしその瞬間。

「いけない!ジョーの身に危険が!」

ドルフィン号でジョーの所に行ったら家は木っ端微塵に破壊され、そこには亡くなった老婆を抱きかかえ呆然と座っているジョーが居た。

「どうして、やっと巡り合えたのに」

手紙を握りしめ涙を流していた。

その手紙には、

『私のかわいいジョー。

あなたを捨てたくて捨てたのではありません。

当時、私は生体工学者でとある悪の組織に狙われていました。

私と一緒に居ると産まれたばかりのあなたまで危害が及ぶと思い、貴方を手放しました。でも結局貴方はその組織にサイボーグにされてしまいました。

当時、ギルモア博士を恨んだものです。

よくもジョーを改造してくれたなと。

でもギルモア博士のおかげでジョーは悪の道に踏み外す事もなかった事に感謝しています。

ありがとう。ギルモア博士、私の子を守ってくれて。』

と書き綴られていた。

ゼロゼロナンバーはジョーが生きていたことを喜んでいたが、当のジョーは悲しんでいた。

「そうか彼女がジョーの実の母親か」

と言い彼女の事を話してくれた。

彼女の名前は島村マサ。

ギルモア博士の黒い幽霊団時代の同僚だった女性。

天才的な生体工学者でどんなものでつくることが出来る学者だった。

それを聞きながら、
ーありがとう、お母さん。
あなたが助けてくれた命、未来に繋いでいきます。ー

と思ったのはいうまでもない。



いかがでしたか。

悲しい現実と向き合うことになったジョー。

お母さんと短い時間を共にして、

儚い別れになってしまいました。

ですが、ありがとうの気持ちで

命を未来へ繋げていく…。

あたたかい余韻が残りますね。


★ご案内

香月梨沙さんのブログでは、

引き続き「ジョー祭り」開催中です!

https://ameblo.jp/009daisuki/entry-12803299049.html








そして、なんと!

心友サクライダーから共同作品プレゼント

頂きました〜!!

\(^o^)/

「怪奇星編」原画・絵馬、加工櫻井☆智琉さん


凄い〜!!

絵馬ワールドな平たいイラスト(笑)が

クリエイター智琉さんの手により華麗に変身!!

ヘーン∠( ˙-˙ )/シン!


ジョーの瞳やフランソワーズのカチューシャ、

黒ベタだったのを綺麗な色に変えてもらいました!

ジョーの腕も伸ばしてもらってます(笑)♪

細かい影をつけると深みが出ますよね。


しかも戦闘服の肩やこすれた失敗部分も修正して下さってる。


智琉さん、素晴らしい加工で

 新しい共同作品を創って下さって

ありがとうございます!アリ*:・(*-ω人)・:*ガト


元絵はこちら




最後まで読んで下さってありがとうございました!


☆石ノ森萬画倶楽部☆エンブレム「JUN」

原画・絵馬、加工・櫻井智琉さん

JUNは石ノ森(石森)章太郎先生の分身とも言われています。