小学館文庫版。
文字通り小学館のマンガを文庫サイズにしたもの。
発行時のコンセプト等、シロウトには分からない。
しかし、あえて原作マンガ絵ではなく
高名なイラストレーター各氏による表紙にしたのは、文庫にするに当たり出版社のこだわりがあってのことだろう。


ブログ友の櫻井智琉さんが
サイボーグ009小学館文庫版の表紙(カバー装画・杉本一文)についてブログに書かれている解説(というかツッコミ)が面白すぎる↓


そして私が持っているのは、
萩尾望都作品集(カバー装画・新井苑子)。
比較的初期の作品が多い。

内容は割愛して、私も表紙だけ解説いや、感想を述べる。(興味がある方はググッたり購入してみてください)

「精霊狩り」

満月の晩、
空をフワリとフライングする精霊ダーナ。
…青空になってる?これじゃ目立ちすぎて撃たれるw
原作フライング時はミニスカート。

このロングドレスは、続編で収録作品「ドアの中のわたしのむすこ」の表紙のイメージか。

そしてネズミはストーリー中で友人リッピが乗り移っているが、ネズミのままで空は飛んでいない。



「11月のギムナジウム」

主人公エーリクはクリクリの巻き毛。
ママは登場するがこういうシーンはない。

どちらかというと収録作品「かわいそうなママ」のような。
しかし、そのママは優雅にまどろんでいるはずがない(ネタバレなので書かないが…)。


「11人いる!」

真ん中の人ぉー、誰ですかぁー?(笑)

主人公タダとは髪もファッションも違う。
この表紙については友人達と一番の謎だ、と語り合った。

宇宙大学入学試験で宇宙船に搭乗した10人…何故かひとり多い「11人いる!」。
左は受験生仲間のフォースっぽい。
構えた銃は銃弾が出るタイプに見える。
撃たれたら…気絶じゃ済まないだろう(苦笑)。

右が主人公タダのようにも見えるが、
タダは黒髪…うーん?
同じく仲間のフロルはフェミニンで髪はセミロング巻き毛だから違うだろう。

「続・11人いる! 東の地平 西の永遠」

「11人いる!」の続編で舞台は受験生仲間だった王さまの星。

王さまがセンター!ピンク色の服着ている(笑)!
右のバパ大臣も何かオシャレ。
原作では無地の黒いケープ状の服だけ。
バパ大臣、報われた…(涙)。

左でラブラブなのが(笑)一応、主人公のタダとフロル。
おや?タダのファッションは…。
上の「11人いる!」の右の人はタダだったのか。
今回は原作に寄せた髪にした
…いや、タダは聖子ちゃんヘアではない…。


こうしてあらためて今みると、謎設定は別として、
どれもオシャレなイラストだ。
購入した頃は原作表紙が良かった、と不満だったが
今はこのイラストで良かったと思っている。

で、結局「11人いる!」のオレンジの服の人は誰?