統合失調症をかかえている義姉からの、突然のことばに、

少し驚いて、混乱してしまっていましたが、なんとか元気になりました。




兄からも、「すまんな」  のひとこと。



わたしも、なにかいけないところがあったのかもしれないし、なかったかもしれない。

理由なんかなくたっていい、辛いっていうメッセージなんだね。

って兄と話しました。



正直いって、私の心はまだおちついていませんが、

それは兄には内緒。


ただ、あのときのひとことは、電話ごしなのに、

ゾクリと鳥肌が立つようなものでした。


急性期のときの義姉の目をおもいだしたんだとおもいます。




まだ、入院する前のことです。

義姉が、家でわめいていたとき。




暴れる義姉をまえにして

わたしたちは成すすべもなく、ただぽかんとしてその顔をみつめていました。

その目は、焦点があってなくて、まるで三角にとがっているようにみえました。



ふつう「目を見る」とこころが通じている気になるのですが、

このときはまったく逆。



どんよりと曇って、それなのにらんらんと光っている目。

なさけないことに、本能的な恐怖すらおぼえました。



怒り狂っているのはたしかだったのですが、

どこかで、「何とかして!」って叫んでるようにも見えました。




あのときのことは壮絶すぎて、家族全員忘れられないとおもいます。