昨日は、妻にねだられて
ドコモのタブレットを買ってしまった
ご存知押しに弱いトグラスのkozoです。
先日書いた、ジンズのTR-Xの記事が好評だったので
もう少しTR素材について書いてみたいと思います。
もともと、このTR-90という素材は
メガネ用に開発されたものではありません。
ネットで調べるといろいろと出てくると思いますが
もともとはカテーテルなど医療用具としてスイスのEMS社が開発したものです。
そしてこの素材は、もう10年以上前からメガネに使われていたのですよ。
ちょうどその頃の韓国では、セルのメガネ工場が価格競争のため
中国に進出したり、倒産したりしていたようで、
そのひとつの選択として、セルでメガネを作っていた工場が、TR素材を使った工場に
蔵がえしていったそうです。
そして、フレーム1本まるごとTR素材で作られるようになったのですが
まだまだ日本では安売りや作りの悪さ、加工の難しさなどがあり、目をつけるひとは
少なかったようです。
もちろん、当時、日本でもこの素材は一部で使われていました。
それはフレーム1本ということではなく、部品としてや、サングラスとして。
当時のG-SHOCKのサングラスなどは、この素材が使われていましたが
認知度は非常に低いものでした。
部品としては、イワキさんのアイメトリックスの一部や
スイスフレックスの部品、カムロさんのテンプル部分など
いろいろ使われていたようです。
その後、1本まるごとTR素材を使ったフレームは安売り店で取り扱いが増え
売れていきます。
そこに目をつけたのがジンズさんでしょうかね?
4億円もの宣伝費を投入し、エアフレームとしてのブランディングがはじまります。
見事にヒット
最近発売されたエアフレームαにつながります。
このフレームに使われている素材、TR-Xは
メガネのために開発された素材というところが大きく違います。
もともとTR素材というのは医療用具として開発されたもの。
実をいうと
TR-数字
というように
TR-90のほかに、TR素材は存在します。
TRのあとの数字が大きいほど、新しく開発されたものらしいです。
それとTR素材といっても
リサイクルのTR素材も存在します。
それは一旦使われたTR素材を崩して、また再利用したもので
透明度や、柔軟性も、どんどんリサイクルの回数が増えるほど悪くなっていきます。
安売りのメガネ屋さんで扱っているTRのメガネは、このフレームの可能性もあります。
ただ、一般の人がみても分からないでしょうね、たぶん。
今日はジンズのTR-X素材を掘り下げてみましたよ。
では、皆様のメガネライフが良いものとなりますように!