NHK BS プレミアム 「旅のチカラ」
象使いの修行の旅、見てくれた方
いかがでしたか?
山で笙を吹いたときに
象が近づいて僕の吹く楽器に鼻をからませたとき、
あのときの空気は忘れられない。
どんな太い木も根こそぎなぎ倒すことのできるあの鼻で、
あんなに優しく触れてきたこと、
まさに音を通して心が伝わった感じがした。
楽器のチカラと僕の心がひとつになれた証として
僕は気持ちよく受け止めている。
ずっと象に接していて
心が広くなっていきそうな感じを与えてもらった。
ちっち(5歳の息子)と一緒に番組を観ていたけれど、
ちっちもとってもいい顔して静かに楽しんでいた。
で、一緒にベッドに入ったとき、ちっちが
「さっきのテレビ、ちっちは泣いちゃったよ」と、
静かに恥ずかしそうに言った。
「どういうところで? 」
「パパがヒチリキを吹いていたところ。」とちっち。
「それは、どういう気持ちだったの?」
「なんだかわからないんだけど泣いちゃったんだ」
と顔を伏せていた。
「そういうところで涙が出るっていうのは、とってもステキなことだよ。
ちっちはとっても優しい心を持っているってことなんだよ。
それはとてもいい涙なんだよ」と、僕は抱きしめた。
象と接したことを思い出して僕はとても気持よくなっていたのだけど、
そんなちっちの様子をみて、さらにさらにいい気持ちになった。
こんな子の親であることこそが僕には誇りなんだ。
象使いの修行の旅、見てくれた方
いかがでしたか?
山で笙を吹いたときに
象が近づいて僕の吹く楽器に鼻をからませたとき、
あのときの空気は忘れられない。
どんな太い木も根こそぎなぎ倒すことのできるあの鼻で、
あんなに優しく触れてきたこと、
まさに音を通して心が伝わった感じがした。
楽器のチカラと僕の心がひとつになれた証として
僕は気持ちよく受け止めている。
ずっと象に接していて
心が広くなっていきそうな感じを与えてもらった。
ちっち(5歳の息子)と一緒に番組を観ていたけれど、
ちっちもとってもいい顔して静かに楽しんでいた。
で、一緒にベッドに入ったとき、ちっちが
「さっきのテレビ、ちっちは泣いちゃったよ」と、
静かに恥ずかしそうに言った。
「どういうところで? 」
「パパがヒチリキを吹いていたところ。」とちっち。
「それは、どういう気持ちだったの?」
「なんだかわからないんだけど泣いちゃったんだ」
と顔を伏せていた。
「そういうところで涙が出るっていうのは、とってもステキなことだよ。
ちっちはとっても優しい心を持っているってことなんだよ。
それはとてもいい涙なんだよ」と、僕は抱きしめた。
象と接したことを思い出して僕はとても気持よくなっていたのだけど、
そんなちっちの様子をみて、さらにさらにいい気持ちになった。
こんな子の親であることこそが僕には誇りなんだ。