久しぶりの更新になります
父が連休を取ってくれた時に訪れた北海道
僕も父もすっかり気に入ってしまって
先週末はよさこいソーランを見に札幌に行ってきました
あんな凄い祭りがあるんですね
とてもカッコ良かったです
今回は北大の学祭も同じ日程であったようで
北大にも行きました
正直あの広さには驚きました
車がないと移動出来ない程の広さでした
そして相変わらず北海道は食べ物が美味しいですね
スープカレーを食べ歩きました
また行きたいです




以下 続きになります




小野が毎日僕を慰めてくれる

僕が登校拒否状態になってから
小野は毎日給食のパンや牛乳を裏山に持ってきてくれた
どんどんやつれる僕を心配してくれた
凍っていた心は少しだけ解けていって
表情も徐々に出るようになってきた

少しずつ人と話せるようになり
小野のおばさんのところに
晩ご飯をごちそうになったりするようになった
帰るときには
唐揚げや卵焼きやチーズが詰まった
爆弾みたいに大きい 海苔醤油おにぎりをくれた
「お腹が空いたら食べるんだよ」
小野のおばさんが母親だったらいいのにと思った
前々から思ってたんだけど

母の不倫のせいで
僕がおかしくなって
そのせいで心配する人が増える
学校の先生だっていつまで騙せるか不安になってきた
成績が全てと考える先生だったので
僕は優等生扱いで放任されていたけど
これだけの頻度で休めば
そのうち問題児として扱われ家庭訪問があるかもしれない

現実と向き合わないと話は進まない

解っていたんだけど
自分の背後で聞こえる家庭崩壊の音
これを目の当たりにするのが怖かった
前回母の不倫が父にバレた時
心の中を冷たい風が吹き荒れていた
今まで絆という名前で呼ばれていた壁が
一気に崩壊したからだろう
再び同じ事が起こると思うと
どうしても踏みとどまってしまう

でもこのままだと母の思うつぼ
僕は父に伝えようと決心した

恐怖と不安で心臓が痛くなった
涙は枯れたのか出なかった