最初に配布したルービックキューブの攻略者にはキューブを回すのに図が使われますが、毎回図を用いていては大変です。そこで回転記号を導入します。
目次
①回転記号について
②回転記号が分かるとできること
・ルービックキューブの計測
・手順の習得
cube voyageさんの「回転記号とは?」という記事をベースに解説していきます。
基本的に回転記号は2文字で1回の動作を表します。
1文字目は「回転させる面」で、2文字目は「回転の種類」です。
記号の最初のアルファベットは、回す面の位置を表しています。
自分から見た面の位置にそれぞれ記号がつけられています。自分から見た位置で決まりますので、面の色とは無関係です。
次に「回転させる面」の種類を以下の表に載せました。キューブは6面体なので6種類ありますが、聞き馴染みある単語なので覚えやすいと思います。
次に2文字目の「回転の種類」について話します。
これで基本の回転記号は終わりです。ここまでできれば大きな問題はないです!
次にキューブを持ち変える記号を紹介します。
多くの場合は表記1のxyz表記です。たまに表記2のrufが使われるので注意が必要です。
これらの持ち替えも’や2といった記号をつけることで、反対方向や180度の持ち替えを表します。
2層回し
通常の回す面と一緒に、その隣の層もまとめて回す回転を2層回しといいます。
これは基本の回転記号の後に「w」をつけて表記します。
例えば「Rw」なら、通常のRの回転と一緒に、このように2層目も回転させます。
・中段の回転(スライス)
手順の中で、真ん中の層(中段)だけ回転させることがあります。スライスと呼ばれることもあります。
これは、中段専用の記号を用います。
先に言っておきますが、覚えるのはMだけでいいです。
記号 | 意味 | 回す段と方向 |
---|---|---|
M | Middle | R面とL面の間の段、Lと同じ方向 |
S | Standing | F面とB面の間の段、Fと同じ方向 |
E | Equatorial | U面とD面の間の段、Dと同じ方向 |
SとEはほとんど使わないのですが、Mは非常によく使いますので方向も含めて覚えておいてください
回転記号はスピードキューブには必須の知識なので、しっかりマスターしましょう。
・回転記号が分かるとできること
回転記号が分かるとルービックキューブの計測ができます
例としてCSタイマーの画面を表示します。
上の方にアルファベットの文字群が並んでいます。この回転記号に従って崩してくださいという意味です。
白を上面(U面)に、緑を手前面(F面)にしてから崩してみてください
右下に出ているルービックキューブの柄と一致していれば正しく崩せているということになります。
このCSタイマーはネットで「cs timer」と検索すると出てきます。
下にリンクを貼っておきます。自主練習に使用してみてください。
次に、手順を文字で表記できるという利点があります。
例としてルービックキューブを揃えるのに最後に使う真ん中をたくさん回す手順を載せました。
黄色面を上にしてstandard Algの下の手順を回してみてください。
持ち替え記号のy2が入っていますが、手順書と同じ手順だと思います。
攻略書のステップ7で使った手順も簡潔に表せますし口頭で伝えることも可能です。
これらの手順はspeed cube databaseというサイトにまとめられて載ってます。
あとがき
この記事を作るにあたってたくさん引用させていただいたcube voyageさんの記事を載っけておきます。ありがとうございました。