微かなる灯りが見えた




夢の中であったとしても




確かにそこにあった光




掴みかけてすり抜けた




私はそれを物体としてみていた




それは物体であって物体でない




手では掴めない何かを




必死に、掴もうとした




ただ、掴もうとした




それが初めての恋でした。