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今回はミドルウェア(ミドラー)について。

汗を吸い取り肌をドライに保つ『インナー』、雨風を防ぐ『アウター』。その間に着るウェアが『ミドルウェア』です。

ミドルウェアの目的はおもに『暖かい空気の層をつくる』こと。体温を外に逃がさず、かつ外気をシャットダウンするためです(^^

ミドルウェアには『ダウン』と『フリース』の二種類あります。

ダウンは羽毛を使い、軽く、畳んで収納してもかさばりません。羽毛の品質は、その復原力を元に『フィルパワー』という単位で表され、数値が高いほど同じ重量でも羽毛同士の空間が大きく保温性が高いといえます。一般的に500~600フィルパワーのダウンが高品質と言われますが、最近では900フィルパワーのダウンもアウトドアメーカーから発売され、高い数値のダウンが新たな基準になってきています。
弱点としては、雨に濡れると羽毛がへたってしまい保温力が極端に落ちることや、枝や針・タバコで開いた小さい穴からでも簡単に羽毛が飛び出しやすいことです。よって雨が降りやすく、釣り針などを使うアウトドアシーンでは、アウターに用いられることはあまりありません。
(普段の生活ではダウンジャケットはとても重宝しますが、針穴などは要注意!驚くほど穴から羽毛が出てきます笑。ほとんどのメーカーで羽毛を足す修理はしておらず、穴あき=使いモノにならなくなる可能性が高いんです)


一方のフリースは、素材にポリエステルやアクリルを用いているため、ダウンと比べると若干かさばる傾向にありますが、雨に強く、穴が開いても極端に保温力が下がることがありません。さらに、適度な通気性があり、汗をかく時でも快適です☆
フリースといえば、衣料量販店でも販売されてますが、一番の違いは保温性と耐久性。低品質のフリースは数回の洗濯で、繊維間の空間(ロフト)が無くなってしまい保温性が低下します。さらに『毛玉』にもなりやすいんです。繊維自体が抜けやすく、着ているときや洗濯時に他の繊維と絡み合い、表面に毛玉になってしまいます。
命を左右する場面でも使われるアウトドアメーカーのフリースは、繊維が抜けにくく高品質なので、普段の生活にもオススメです!

お気に入りは、『パタゴニア・R2ジャケット』
保温性と通気性を両立させるための、長短二種類の化繊の毛があり、寒い時期の釣りやキャンプに、ミドラーとして大活躍中です☆このR2ジャケット、10年以上使っているモノを見せてもらったことがあるんですが、へたりがない上に、毛玉も一つもなく、見た目では新品とほとんど違いがありませんでした!驚

動きが多いアウトドアには通気性の高い『フリース』。コンパクト性・保温性を重視するなら『ダウン』のミドラーがオススメです!

適切な重ね着(レイヤリング)で、寒い時期のアウトドアを快適に過ごしましょう☆☆(^^)/


次回は、アウター編です

問い合わせは
WILD-1水戸店
029-248-5571