過去に「高崎怪談会」で取り上げた写真を公開します。
客観的に判断すると、何も写っていませんが……。
これらを見て現地へ行くのは自由ですが、何らかの事故に遭っても当方では一切の補償はいたしません。
また、道や山林、河川などにゴミを捨てたり、物を壊したり、大騒ぎをするなどの迷惑行為はしないで下さい。
群馬県安中市の旧熊野平駅。
(2016年10月の真夜中に撮影。同行者は当時「高崎怪談会」の語り手だったSさんと、現役スタッフのRさん)
碓氷峠の旧道から外れた山の中にあり、周辺はハイキングコースになっている。
一般車は入ることができないため、旧道沿いの駐車場に車を停めて、徒歩での移動となった。
昭和25年6月9日に土砂崩れで多くの方が亡くなった場所で、そのために心霊スポットといわれているが、事故以前から「トンネル内に女の幽霊が出る」との噂もあったらしい。
同じ線路を撮っても、こんな風に写ると、少し怖そうに見えるかもしれない。w
上二枚の写真は〈アプト式開通の碑〉で、心霊話とは関係ないものと思われる。
こちらが〈熊野平殉難碑〉。
なぜ母子像を裸にする必要があったのか、意図不明だが……。
とにかく、銅像の顔が怖い。
慰霊碑周辺は広場になっている。
その先にトンネルが二つ、黒々とした口を開けている。
同行したSさん(見える方)によると、「右のトンネルはかなりやばい。近づかないほうがいいです」とのこと。
確かに、入口が封鎖されていて、物理的にも危険そうな場所だ。
左のトンネルは通行可能だが、真っ暗である。
Sさん曰く、
「あ、サラリーマン風の男が立っているので、中には入らないほうがいいです」
「向こうを向いています」
「おっ、宙に浮かんだ」
「今、天井近くにいます」
とのことだった。
そこで写真を何枚も撮ってみたのだが……。
残念ながら、私が見た限り、何も写っていなかった。
写真はSさんにも確認してもらっている。
動画も撮ってみたが、持参したライトの光量が足りず、画面が真っ暗になってしまい、我々が会話している声だけが入っている状態であった。
既に真夜中になっていたこともあり、ここまでで引き揚げることにした。
駅舎跡。
不気味さ満点だが、怪しいものは何も写らなかった。
さすがにここまで来ると誰にも会わなかったものの、碓氷峠旧道では意外にも5~6台の車が通過していった。
熊が出るらしいので、行かれる方は要注意である。
なお、この手の写真をUPすると、「どこそこに写っていますよ」というコメントをよくいただくのですが、誰が見ても「明らかに写っている」もしくは「明らかに奇妙」な写真以外は怪異認定しないことにしているので、御了承下さい。
また、拡大するとわかりにくくなる写真も怪異認定はしていません。
本当に怪異が現れたのなら、拡大してもはっきりわかるはずだと思っているので。