4月になれば、毎日少しでも次女の受験記録をと思っていたのに、

ずっと書かないまま一週間が過ぎて、桜が満開になりました。

家ではブルーベリーの花がたくさん咲いて、毎朝受粉のお手伝いをしています。

 

次女は6年生になりましたが、受験するということを意識できていません。

自分から言い出したことではないし、親の誘導だから仕方がないのでしょう。

本人の成長を待つしかありません。

 

7日に四谷大塚の合不合テストというのを受ける学校会場へ向かうために一緒にバスに乗っていきました。

満開の桜並木が大変美しく、青い芝生の運動場に映えます。

東京の学校って運動場が狭い、学校によってはない、とか地方の公立出身の私からすると驚きでしたが

こちらの学校は広い敷地を有しています。

 

次女がテストを受けている間に、四谷大塚の2024年度入試の分析会やら、学校説明会やらがありました。

こちらの学校は、校舎の建て替えもあったり、設備や施設も改築していくようです。

説明してくれる先生も、学校を良くして、学生たちに良い6年間を過ごしてもらいたいという気持ちに溢れていました。

これからは探求・研究活動にも力を入れていくとのことで生徒の取り組みが紹介されていました。

 

その中の面白いお話を一つ。

 

昨年、美術部の生徒さん達が、色々なオブジェを作ったけれど展示場所がなくて倉庫に放りっぱなし。

文化祭に向けて、大きなタコ(octopus)を作りましたが、これも展示場所を探して生徒があちこち

持ち歩いていた時に、生物部の子に出会ったそうです。

生物部の生徒は、

「あ、蛸のオスだね!よくできてるねぇ。」

と言って、褒め称えたそうです。

自分の作品のタコを持っていた美術部の生徒は、

(目を丸くして、ええっっ、何で? オスとかメスとか知らないよ~)と思ったらしいですが、

「オスとか、メスとか見てわかるものなの?」とお尋ねしたそうです。

 

どうも、タコは吸盤の大きさや並びが揃っているのがメスで、不揃いのものがオスだとか。

このことを生物部の生徒が丁寧に説明して、二人で納得して喜んでいたとのこと。

生物部のその子にとっては当たり前だったことを美術部の子は全く知らなかったけれど、

こうやって、交流することでいろいろな知識や会話が広がっていくものです、

とその広報部の先生は説明してくださって、こういう機会を持てる学校にしていきたいと

お話していました。

 

学生の自然な学びの場があることは大変素敵なことだなと思います。