「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」という名言は

世阿弥の「風姿花伝」の一節にあります。

ここでいう花とは、観ている人が「珍しい」「面白い」と思う

感動こそが花となるということです。

桜の時期になると、ブログには素敵な桜の画像がアップされています。

1年に1度、短い運命の桜のシーズンが決まっているからこそ、

心が動かされるのだと思います。

 

「心が動かされる」は観るだけではなく、

彼女のさりげない言葉、心遣いなどが相手の感動を呼んで

全てが良い方向に向かうような気がします。

 

この言葉は勝負を制するための戦略、方法論として参考になると思います。

例えば大谷翔平の不意をつくバントヒットなどは誰も予想しないことです。

ここぞというときしか見せないことで存在価値を高めるのです。

セールスのクロージングの意外な言葉も当てはまるかも知れない。

男女の関係だったら思わずはっとするようなおしゃれな洋服。

男は多くのことを語ったり自分を見せないほうが、

想像力が働いて相手が興味を持つようになるかも知れない(?)

「秘すれば花なり」は生きる術として

深い意味が込められているような気がします。

 

秘すれば花なり(笑)。