今回の東北での大地震は、国外にいる私も非常に心を痛めており、常にインターネットを通して事態を見守っております。

世界各国でも多くの援助や激励が寄せられていますね。サッカーファンである私としては、スペインのレアルマドリードというチームが試合開始前に相手チームとともに黙とうをささげ、喪章を巻いてプレーしているのを見ました。同時に、スタジアムのスクリーンには「レアルマドリードは日本の皆様と共にあります」というメッセージが日本語で表示されました。

イギリスのIndependent紙も、紙面で「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」というメッセージを送りました。ネット上でもそのメッセージが見られます:http://www.independent.co.uk/news/world/asia/towns-vanish-thousands-die--ndash-but-a-nation-begins-its-fightback-2240508.html

"Towns vanish, thousands die – but a nation begins its fightback" というタイトルの記事です。

vanish は「消える」という意味の、大学受験英語として覚えることもある単語ではありますが、実際あまり目にする機会は多くないです。しかし、「町が消える」という非常にショックの大きい文脈で目にすることとなるとは、心が痛みます。

fightback はイギリス英語です。イギリスの新聞ですから、自然なことですね。スポーツ等で、負けている状況において、諦めないで戦って相手を負かそうとすることのことです。地震の被害に負けないで、これを克服し、打ち勝というという日本のがんばりを指しています。