今回はTOEFLとはあまり関係のない話題です・・・このブログでも何度か書きましたが映像を教材として利用するメリットはたくさんあります。
特にドラマや映画からは言葉のみならず、非言語コミュニケーション、慣習や文化的背景などを学ぶことができます。ストーリーから学ぶと記憶に残りやすいという利点もあると思います。さらに、自分が興味のある話であればモチベーションが上がりますし、楽しみながら学習できるでしょう。日本のアニメが好きな外国人の中には主にアニメを見て日本語を覚えたという人たちもいます。
近年、主にDVDを見て英語を話せるようになった「スーパーキッズ」という子どもたちが話題になっているようです。私は見ていないのですがテレビで紹介されて話題になったと耳にしました。
そこで思い出したのですが、私の知り合いで、ある英語の教材を購入した人がいました。一時期テレビなどでよく目にした教材です。聞き流すだけで英語が話せるようになるとうたっていました。無料のお試し教材を提供していたので、軽い気持ちで注文したのだと思います。
その後、知人は忙しくてその教材をキャンセルしないまま、結局代金を払うことになりました。そしてその教材は今、文字通り棚で埃をかぶっています。販売元は数年前にサービスの提供を終了したようです。
仕事が忙しかったり、自分自身の英語にあまり自信がない場合など「DVD教材で子どもが自分で勉強してくれれば助かる」と考える親御さんは大勢いると思います。
子どもは大人よりも言葉を覚えるのが早い、というのはある意味では正しいでしょう。例えば発音に関しては年齢が低いほうがメリットがあるというのは確かです。また、冒頭で書いたように映像は英語の学習には大変便利なツールです。
語学の才能があり、映像を見るだけで英語が話せるようになる人はいるかもしれませんが、それは語学習得に必要な要素のひとつに過ぎません。主にDVDを見るだけで英語を話せるようになる人が全体のどれだけいるかと考えると、ごくまれだということは想像がつくと思います。