TOEFLーリーディング問題の難易度を解説 | TOEFLコーチ サボテンの「TOEFLここだけの話」

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それではここからはリーディング問題について詳しく見ていきます。公式サイトで問題の解説がされているので、ぜひ参考にしてください。

 

 


問題のパターンは決まっています。今回は問題の難易度をもとに、私の独断と偏見で優先順位をつけてみます。

 

問題の難易度(低いほうから)
1.    Vocabulary
2.    Sentence Simplification
3.    Factual/Negative Factual Information
4.    Inference
5.    Insert Text
6.    Rhetorical Purpose
7.    Prose Summary / Fill in a Table

Vocabulary は単純に単語の意味を問われる問題です。こちらは真っ先にやってしまったほうがよいです(リーディングセクションでは問題を最初から順番に解答する必要はありません)。基本的に単語を知っていれば解答できるので、確実に得点したい問題です。

Sentence Simplificationでは指定された文を正しく言い換えた文を選択します。選択肢は似通っていますが、正解は該当文を一番正確に表現したものです。基本的にはパッセージを読まなくても解答できる問題になります。

Factual/Negative Factual Informationでは指定された段落に記載がある事実、記載がない事実について問われます。段落が指定してあるため、その段落だけ読めば解答できる問題です。

Inference問題も多くのケースで特定の段落から解答をさがす問題ですが、問われているのは事実ではなく推測されること、つまり段落中に答えは明記されていません。あくまでもその内容から推測できることになります。解答には注意が必要なため、難易度は上がります。

Insert Textでは指定された文が段落のどこに配置されるべきかを問われます。こちらも基本的に特定の段落を読むことで解答できますが、該当文と前後の関係をよく考えなければなりません。前後ともにスムーズに流れていくようなら正解です。

Rhetorical Purposeでは「なぜ?」に答えます。特定の段落を読むだけでは必ずしも解答できません。Inferenceと同様に答えが明記されていないため、論理的に考えて答えを導き出さなければなりません。

Prose Summary / Fill in a Table は最後に出題される問題で、一番時間がかかる問題です。パッセージ全体を見通さなければならないため、最後に解答しましょう。ここまでの問題に解答するためにパッセージは断片的には読んでいるので、その記憶が役に立ちます。ポイントは要点のみを述べている選択肢を厳選することです。

TOEFLは時間との闘いでもありますから、できるだけ短い時間で正確に解答していくのがコツです。Inference問題までは比較的単刀直入のため、まずはここまでの問題を一問ずつ、正確に解答できるようになるのが一つの目標になるかと思います。特にFactual/Nagative Factualは出題数が多いので確実に得点したい問題です。