2024年3月:追記 この記事作成以降、テスト運営方法が変わり、この「裏ワザ」は使えませんのでご注意ください。
自らの判断で「テストをやめる」をクリックするとテストが1回終了とみなされます。以下の記事は2022年5月時点のものです。
TOEFLやIELTSを受験した時「あー、今日の出来はイマイチ。可能ならばやり直したい」と思う人はいるんではないでしょうか?
ただし、両テストともトラブル発生でもない限りは制度上不可ですし、3~4時間のTOEFLやIELTSを再度受験するのはゾッとしますよね。
この点、Duolingoが有利なのは自分の判断でテストのやり直しが可能なのです、しかも無料で。
私は試してみましたが、少なくとも1回はOKです。それ以上になると1回消化済みとされ、返金されない可能性もあるので要注意です
。
方法は簡単でテスト中、常に画面右上に表示の「テストをやめる」をクリックするだけです。
このボタンはテストの最後の採点対象外の問題である Speaking Sample(出願先の大学にスピーキングをしている動画が送信される形式)まで画面に表示されています。
テスト中断後、希望すればすぐに再受験が開始できます。
2回受験しても短いDuolingoなので2時間もかからず、これでもまだTOEFLやIELTSより短いままです。
ずいぶんと気前の良い制度ですが、なぜこんなことが可能かというと、各問題アイテムがどれほど出題済みであるか(exposure rate と言います)のチェックを常にしており、「出題頻度が高い」と判断されたアイテムは差替えがされているからです。
「問題が別になっていれば、同じ受験者が繰り返し受験してもテストの難度が下がることはない」との理屈と思われます。
TOEFL/IELTSでも新規の問題作成&差替えは行われていますが、ご存知の通りDuolingoよりはるかに長文なので、作成は容易ではありません。
「問題文が短い、シンプル」であるがゆえに新規作成&差替えが容易になるのです。その結果、Duolingoの問題アイテムのストック数は数万にもなります。
恐るべし、Duolingo。
知られてないけどDuolingoは「手応え無ければテストをキャンセル ➡ 再受験(無料)」が可能。
— 西部有司TOEFL/IELTS講師,著者 (@NishibeYuji) March 26, 2022
最後の問題でも画面上「テストをやめる」をクリックで中断。再受験は則可能👌
ここがIELTS/TOEFLと違う。
多用は勧めないけど最低1回は問題なし(確認済)。6千円💴の受験料でも賢く使おう。#Duolingo pic.twitter.com/T9j51LKL1E