あら、来てくださいましたの。
遠慮なく貢いで

「梨菜!""と""は似てるけど違うからね!?」流石は御兄様ですわ!!
……それにても、わたくたことが「今度は口調おかしい事になっているからね!?」流石はわたくしの御兄様ですわ!!
そ、それでは皆様、ごめん遊ばせボンソワールルクセンブルクハンブルググーテンタークシルブプレ!?「梨菜!!それ去る時の言葉だし、もう語尾が滅茶苦茶になってるからね!?」流石はわたくしのお慕いする御兄様ですわ!!

……こほん、皆様本当にすみませんでしたわ。

それでは、わたくしのお部屋に上がってくださいませ。



……初っ端から兄妹で漫才(?)を披露してくださりやがったこいつは、琉衣を創作してすぐに出来た妹だ。
今のやり取りを見ての通り、少しおつむがかわいそうな奴だな。

「お茶が入りましたわ」

おぉ、ありがとよ。
そうそう、
この濃厚な緑に青臭い香りそして口に含むと広がる自然の恵みが凝縮された苦み…ってこr「梨菜、それ来客用の緑茶やない…ただの青汁や!!」
流石はわたくしのお慕いし愛する御兄様ですわ!!
「ですが、今度は御兄様の口調がどこか違いましたわ」
「ぼくとしたことがついやってしまったね!?」

……漫才はいいからさっさと自己紹介しやがりくださりやがってくださりやがりやがってやがりまくれや妹さんよぉ。
早くしてくれねぇと、俺がどうにかなっちまいそうだぜ…?

「あら、そうですわね」
「わたくしは阿珠川梨菜(あたまがわりな)と申しますわ」
「よろしくお願いしますわ」

……俺がキレ掛けてるってのに、あまりにも危機感の感じられない自己紹介ありがとよ。
さて、怒りも冷めた所で"カード"を渡すぜ。

[【007】と書かれた"カード"を手に入れた。]



〈キャラ情報〉

名前:阿珠川梨菜(あたまがわりな)
性別:女
設定:凡人からしてみてもギリ才色兼備なちと出来の悪い琉衣の妹
流石は御兄様ですわ!!



["ファイル"に"カード"を綴じた。]

……今まで敢えてスルーしてきたが、何で此所に琉衣がいるんだ?

「何でと聞かれたら、ぼくのかわいい妹の梨菜がやってしまった事のフォローをする為…と答えるしかないだろうね」
流石は御兄様ですわ!!
「こんな出来損ないで要らない存在な筈の妹のわたくしに、こんなにもお優くしてくださるだなんて…わたくし感激ですわ!!」

……さて、この青春真っ盛りのアツアツなバカップルのような兄妹は放っておいて…そろそろ次の部屋に行くか。

「あr」お前らにはもう発言権など無い!!
黙れ!!

それでは、次の部屋に案内するぜ。

【008】

"書庫"に行く奴はこっちだ。

【Library】