2006年に入社式に参加して以来 16年振りに商工会議所の合同入社式に参加した。

自分の16年前と照らし合わせながら入社式に参加した。

グループでの会話になったため

参加者全員の入社動機や今後について聞く機会を得る事が出来なかったが

その中で印象に残ったのが

母がケアマネージャーで母の仕事に憧れて私もケアマネージャーを出来る会社を選びましたという子がいました。

来年入った後輩に教えることができるよう明日から研修で学んだことを実践していきますと締めくくった。

自分の場合は後輩のことなんて考えてなかった。ただ成績を上げることばかりを目標とした。

自分が16年前に入った会社は大企業であった。その際は社会貢献というよりも

会社を利用して海外で働くんだ、その会社で部長以上になるんだって思っていた。

野心剥き出したったのだ。海外で働くには支店長以上にならないといけないと言われ

当時その会社で支店長以上になっているのは早くて40歳。40歳までは

我慢できなかったので青年海外協力隊という手段を利用して海外で活動した。

紆余曲折を得て現在38歳。借金まみれで身動きが取れずこのような状況でも雇ってくれる会社に入り

働いている。その会社のおかげで16年振りに入社式に参加できた。

1年後を彼らは会社の戦力として働いている彼らを想像していた。

私には会社の歯車として働く事が出来なかった。常に会社よりも自分の成長やしたいことを優先してきた。

その結果、独立してボコボコに失敗して 立ち上がれないところまでどん底を経験している。

同じ会社にいれば今頃 海外で働いていただろうということも考えた。

急がば回れ!だったのである。しかし、私は馬鹿なので失敗しないと分からない。

自分の決断には悔いはない。自分の決断だからだ。たくさん失敗をした。財産だ。

一つ合同入社式で決めた事がある。明日から笑顔でハキハキと高いトーンで挨拶をしよう。

長い間、忘れていた。好感は持たれた方が良い!