北方領土問題、解決を=安倍首相との信頼強調―ロシア大統領
【ウラジオストク時事】ロシアのプーチン大統領は2016.9.3日、極東ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラム全体会合で、北方領土問題を「解決しなければならない」と述べた。その上で、安倍晋三首相を「シンゾー」と呼んで「信頼関係」を強調した。
大統領は、安倍首相が演説で「(領土問題では)ロシアにはロシアの立場、日本には日本の立場があると指摘した」と評価。立場の違いがあっても問題を解決しなければならないと訴えた。その上で「解決策を得るには、高いレベルの信頼が必要だ」と強調。安倍首相となら解決策を見いだせると前向きな考えを示唆した。
大統領は、この日の安倍首相の演説に、時折うなずきながら耳を傾けた。極東の発展、人口増など首相が協力を申し出た分野は、プーチン政権の優先課題と一致しており、大統領は「明快かつ中身がある」と高く評価した。 (時事通信 2016.9.3 15:00)
インド、ベトナムに520億円の資金貸与 対中で防衛関係強化
【AFP=時事】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は2016.9.3日、訪問先のベトナム・ハノイ(Hanoi)で、両国の防衛関係強化のために、インドはベトナムに5億ドル(約520億円)の資金を供与すると発表した。南シナ海(South China Sea)で武力を誇示している中国に対抗する狙いがあるとみられる。
© AFPBB News 提供 ベトナムの首都ハノイを訪問し、調印式に臨んだインドのナレンドラ・モディ首相…
インドは近年、南シナ海をめぐり中国と領有権問題を抱える中、軍備の拡大および近代化に積極的に予算をつぎ込んでいる。
モディ首相は具体的な内容については明らかにしなかったが、今回のような資金供与では従来、ベトナム政府はインド企業と契約を結ぶことが義務付けられる。(AFPBB News 時事 2016.9.3 21:30)
世界最長のガラス橋、開通から2週間たたずに閉鎖 中国
米中首脳会談:安保や経済幅広く議論
【杭州(中国)河津啓介】米国のオバマ大統領と中国の習近平国家主席は2016.9.3日、中国浙江省杭州市で会談し、安全保障や経済問題などで幅広く意見を交わした。米中首脳会談は3月末にワシントンで開かれた核安全保障サミット以来。任期満了を控えるオバマ氏にとっては習氏と長時間意見を交わす最後の機会となる。
© 毎日新聞 会談を前に握手を交わすオバマ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=AP
オバマ氏は4日に杭州で開幕する主要20カ国・地域(G20)首脳会議のため3日に杭州入りした。習氏は冒頭、「オバマ氏とのこれまでの会談は毎回重要な共通認識に達することができた」と呼びかけた。オバマ氏は両国の連携の必要性は認めつつ、「人権、サイバー、海洋では意見の対立があり、率直に意見交換したい」と応じた。
会談では、オバマ氏が南シナ海問題で、中国の主張を退けた仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の判決を受け入れるよう求めたとみられる。中国側は判決に強く反発しており、歩み寄りは難しい状況だ。また、イラン核問題、北朝鮮の核・ミサイル問題のほか、中国の過剰生産問題などの経済問題も議題となった模様だ。(毎日新聞 2016.9.3. 21:30)
控えめに抗日戦勝行事=G20の宣伝優先―中国
【北京時事】中国が「抗日戦勝記念日」と位置付ける2016.9.3日、北京市郊外の盧溝橋にある「中国人民抗日戦争記念館」では戦勝71周年を祝う展示活動の開幕式が開かれた。中国は昨年の70周年では各国要人を招いて軍事パレードを実施、2014年も同記念館で最高指導部・共産党政治局常務委員全員が出席して式典が開かれたが、今年は大掛かりな行事は伝えられていない。
メディアは、浙江省杭州での20カ国・地域(G20)首脳会議を大々的に報じる一方、抗日戦に関する報道は少なく、国の威信を懸けたG20の宣伝を優先した形だ。
中国は14年2月、9月3日を法定の記念日に格上げし、旧日本軍の南京事件についても12月13日を「国家哀悼日」と定めた。今月2日には北京で「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利71周年」の記念座談会が開かれ、共産党幹部や元兵士、遺族ら約200人が参加した。 (時事通信 2016.9.3 18:30)
中国、スカボロー礁に船展開=埋め立ての布石か―比大統領
【マニラ時事】フィリピンのドゥテルテ大統領は2016.9.2日、南シナ海・スカボロー礁周辺で中国が小型船を展開し、「建設活動」を始める疑いがあるとの見方を示した。南部ミンダナオ島での演説で言及した。
スカボロー礁周辺では、米軍が3月、中国艦船が測量とみられる活動を行っていることを明らかにしたが、7月の南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決後に、海洋監視船以外の中国船の動きが伝えられるのは初めて。同礁での埋め立てに向けた布石の可能性もある。
ドゥテルテ氏は「スカボロー礁周辺に中国の小型船が新たに来ている兆候があり、建設活動を行おうとしていることが疑われる」との情報を得たと述べた。その上で、この動きが脅威になるとは考えていないものの、「潜在的な火種になる可能性がある」と指摘した。(時事通信 2016.9.3 1:00)

