命がけの峠越え | トドロキレッカーのブログ

命がけの峠越え




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ここは長野のとある峠道

標高約1200メートル

久々の長距離搬送に出かけました



積荷は  木チップを  OOトン 過積載?  まあ 山盛りです。    

おまけに 峠を登り始めたら突然の豪雨が・・・ 積荷が水分を含み さらに重くなり 

セカンド全開、自慢の煙突マフラーからは機関車みたいに黒煙をあげ時速10キロでやっとのことで頂上へ。

下りは下りでヘアピンカーブの連続。リターダーと排気ブレーキを駆使しながら恐る恐る・・・

V型エンジンがうなり、油断をするとすぐにエンジン回転がレッドゾーンへ

何回もオーバーレブの警告ブザーがブンブンなり、やっとのことで峠越え。2時間以上かかりました。

凍結とか積雪のことを考えるとまだ雨で助かったですね。まあ出来たら空荷で引っぱりたいものですね。

積替えが出来る荷物と出来ない荷物がありますので仕方ないですが・・・



レッカー作業はいろんな条件があります。山間部の悪天候・悪路面、都会の交通事情、積荷だってそうです。

この状況で空荷と料金が同じでは・・・10トン車に積荷があればレッカー車に倍以上の負担があると思うし、

1つ間違えば大事故・大惨事です。



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入庫先に着いたらレッカー車に負担が大きかったせいかアンダーリフトがボトンと・・・

ねじが2本折れてました。  牽引中に外れたら、あの峠の急坂で落ちてたら・・・

考えただけで体が震えました。修理代を考えると、こんな大変な作業がただ働きになったかもしれないけど

不幸中の幸いと思ってます。 みなさんわかってると思いますが、普段の点検整備も必要ですし

運べると、運べたは本当に違うと思いましたし、やはり 安全第一ですね。




こんな過酷なロケーションで毎日仕事されている長野県のレッカー屋さんには本当に頭がさがります。



<追伸

大型レッカー車で峠越え は  絶対に   V型エンジンに限る。