今のアルバイト先でスイミングコーチの仕事を始めて早3か月
担当をしているクラスで初めて進級テスト(2か月に一度実施)を行いました
1時間目のクラスを担当した時のことを少し
このクラスは、クラス編成上の都合で途中から担当をすることになりました
その中で落ち着きのない男児が一人いて、発達障害があるのか、単に甘えん坊なのか、とにかくじっとしていられないのです。
彼を担当するのは2回目で、前回の授業では適切な距離感を保ちつつも”やる気スイッチ”を入れてもらうべくあの手この手でいろいろと知恵を絞っていました。
途中、ほんの数分間でしたがスイッチが入り、練習に取り組んでくれましたが、後はグダグダ
さて、進級テストではどうしようかと思案しつつ迎えた本日
コロナ渦で半数以上が欠席して人数が少なくなったため、前回とは違うコース(場所)で練習をせざるを得なくなりました
それは構わないのですが、困ったのはプールサイド出入口から近く、防寒対策は施しているものの隙間風が入り込んでしまい、特に担当した低学年や未就学時には寒い環境でテストをしなければならないことでした
子ども達は寒いとぼやき始め、案の定、彼はちょこちょこ水の中で動いて落ち着きがさらになくなりました
何度か注意をするも抱き着いて甘えてきてしまう始末
このままでは他の子の指導にも影響が出てしまうため、なるべく早くテストを行うことにしました
彼の”やる気スイッチ”が入るタイミングを見極めつつ、前回と同じくいろいろ試してスイッチが入ったところでテストを行いました。
そこで思わぬ物言いが
子ども達全員をプールサイドへ上げて行儀よく座らせ、ひとり一人行うようにとのことでした
研修中にそのことは教わっていましたので、急なコース変更がなければそのつもりでした(そこはあまり寒くないので)
ただ、そうでなくともコロナ渦でいつも以上に子ども達の体調に気を使わなければならないのに、礼節を最優先して寒いプールサイドへ上げさせて待機をさせる必要性を、今日に限っては全く感じませんでした。
今日考えるべき優先させるべきはそこではなく、まずはテスト授業を成立させること。そうでなければ合否を判定できません
せっかく入った彼のスイッチがOFFになりかけてしまったので、何とかONに戻して再開。どうにか終えることが出来ました
その理屈だと、もし彼がOFFのままになってしまってテスト実施に手間取ると、その間は他の子ども達を寒いプールサイドで長い時間待機させなければなりません
礼節はもちろんマナーやルールはとても大切ですが、それは指導を重ねて子ども達と信頼関係を築きながら、その理由を説明して教えていくべきこと。それを常に最優先させしまうと子ども達の気持ちややる気を削いでしまいます
他のコーチから、保護者から見て見栄えが悪いので、テストの時はそれを徹底させてくださいと注意を受けました。テストは短い時間だから寒くても大丈夫だと
集団行動、団体行動ヨロシクの指導を否定をする気はありませんが、それだと学年が上がるにつれ、子どもたちのほうが指導者の扱いがうまくなって上辺だけの練習になりがちで、結果、泳力は上達しません(詳しいことはここでは書けませんが)。
"なんちゃってスイミングスクール"
実は、以前より私の周囲から聞いていました。
その理由が今日一つ判明
他にもまだまだあるでしょうから、しばらくはそれに流されるフリをしつつも焦らず先走らずやっていきます