以下のようなマンガが書かれました。

 

はたらく細胞 IBD特別編

 

はたらく細胞は、知っていて良い漫画だと思ってます。アニメにもなってます。

 

ただ、私は、読んでも見てもいません。

 

嫌いとかでなくて、うつが再発して、ついで潰瘍性大腸炎が再燃してから、テレビとかマンガが面白くなくなったんです。

 

そのため、意見を言えた立場では、ないように思うのですが、マンガの紹介も兼ねて、ちょっと意見を。

 

本当は、IBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)と、書かれていて2つの病気を扱っているように、

書かれているのですが、まず、これらの病気、原因が分かっていません。

 

外から見た症状は、同じで、下痢がひどく、血便が出たりします。

 

大腸が炎症をおこすというのは、一緒なんですが、炎症の仕方が違います。

 

潰瘍性大腸炎は、直腸付近から炎症がはじまり、徐々にひろがっていって、全大腸が炎症を起こすまで行く場合があります。

 

対してクローン病は、どこから炎症が始まるか判らず、大腸内の色々なところから、炎症が広がって行きます。

最近では小腸から広がったり、小腸まで広がったりするとわかったようです。

 

10年前(最初に潰瘍性大腸炎になった時)は、両方とも大腸に炎症が起こる病気とされていたと思うんですが・・・。

 

いずれにしても、よくわからなかったときは、IBDで一括りでも仕方ないですが、

今では別のようだとわかっているので、

一緒に扱った、はたらく細胞は、普通の人にちゃんと理解してもらえるのかな、と疑問に思います。

 

下痢、血便が頻繁に起こるという点からすれば、他の人の対応も同じになるのでしょうが、

本当に、そうでしょうか?

 

クローン病は、栄養療法が効くことが多いと言われます。そうでない人もいるようですが。

対して、潰瘍性大腸炎は、それが効くとは聞いたことありません。少なくとも私は。

 

つまり、トイレの多さだけでみると、同じようですが、

治療法は違い、周りの人も対応を変えてもらわないと困る場面が出てきます。

 

一緒に食事などする時などは、そんな場面の一つでしょう。

 

IBDとひとくくりに考えるのでなく、別の病気だという認識を、与えられているかが問題になると思います。

 

読んでから言え、という意見は、重々承知していますが、他のことに時間を取られていて、読めていません。

が、発表された直後の今日でないと、見てもらえないと思い書きました。

 

  読んでない時点の、意見ですので、うまく書かれていれば、失礼なことをしたことになります。

 

 

 

 

と思ったので、今読みました。

分けて書いてないですね。まあ、分けて書くのは難しいと思っていましたが。

 

しかも、炎症が、自然に治まったかのように、書かれています。

 

薬飲まないで、症状が落ち着いたことはありません。

もっと言えば、薬飲んでても症状が治らなかったことは、あります。

 

正確にわかっていないことを、マンガにするのは、危険だと思います。

 

子供のころマンガから獲た知識を、本当に信じた事はありませんか?

私はあります。そうやって信じて、失敗したこともあります。

 

クローン病も、潰瘍性大腸炎も子供も発症します。

マンガという媒体は、子供に何かを伝えるのに適した媒体だと思います。

 

それだけに、現時点でのIBDとして漫画化がよかったか、どうかと言われれば、

私は、不味いんじゃないかと思います。

 

とかいいながら、私はIBD用に、(それ以外も含めて)災害対策の準備品を考えて、

ここで、お小遣いにしてるんですけどね。

 

ちなみに、良いカバー画像がなかったんで、持ってた画像使いましたが、なんかの規定にあたらないですよね。

医学的な画像で、こんなのを年に一回ぐらいで、見るんですよ。IBDの人は。

 

クローン患者の人は、小腸も調べてるかもしれませんが。

最近はカプセル型の小型のカメラが作られて、広く利用されるようになってきたんで、

小腸の撮影検査も出来ます。

 

ただ、多分、生検(細胞をとって調べること)は出来てないでしょうが。

炎症の有無の確定は、細胞を調べないとわかりません。

 

大腸、小腸の表面を見ただけでは断定できないそうです。とは、私の、かかりつけ医の言葉だったかな?

大腸カメラをしてくれた先生だったかもしれません。

 

そういった意味でも、はたらく細胞は、省略して書かれていますね。

 

医師の監修入ってる、マンガだったと思うんですが。