徒然小説

徒然小説

小学生の時に書いた小説。コンクールに出してなんかの賞をとったの。
いまさらながらに思い出して加筆修整するっぽいです

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ガチャッと音を立てて扉が開いたそこには3人の男子がいました。
「誰だ?こいつ?」
「新入部員?もしかして新入部員?」
「……用件は」
私、この人達知ってます。だって中学生の時同じクラスになったことありますもん。
「えっと……歴史研究会部長の佐々木桃音といいます!」
ジロジロと私のことを見る3人組。
「ああ、中2のとき同じクラスだった」
ドアを開けてくれたメガネの冷たそうな男子。細川和也くん、学年1数学が得意でいつも冷静だった方です。身長が相当ありますね、まだまだ成長期の私は148cmなので隣に立つととても惨めです。
「えっ?同学年の子なの?びっくり!僕知らなかったよーよろしくね!」
中1のころ貴方の隣の席になったことがあります。佐々木です。そんなに影薄いですかね?私、確かに髪の毛は校則にひっかからない肩少し上、メガネじゃなくってコンタクトですし……。
そんなことは置いといて元気いっぱいの彼は斎藤博道くん、よく授業中居眠りしてて私がノートを見せてました。なぜ覚えてないのでしょう?理科がとってもよくできて実験中は振り回されてました、今となれば懐かしいですね。
「こんなやついたっけ?チビだし貧乳だし」
いきなり失礼な彼は武田信彦くん。中3のころ一緒にクラス委員をしていたはずなんですけど。
「武田くんだって男子のわりには背が低いじゃないですか!そして貧乳ってことは気にしているのでやめてください!」
武田くんは背が低いです。165くらい?
「はぁ?お前に言われたくねーし」
なんだか不機嫌そうですね。
「まあまあ、落ち着いて。どうしたの?桃音ちゃん」
この場を和ませてくれた斎藤くん。天使……
そんなことより桃音ちゃんっていわれましたよ?びっくりしましたね!今どきの男子って皆こうなんですかね?
そして、用件。うちの部活と合体して部を存続させませんかという話をしてみました、……というか
「皆さんサッカー部でしたよね?」
しかもとっても上手くてエースだったはずです。女子がキャーキャー言っていました。
「まあな。そこのバカな武田の夢が探偵でな、高校生になったから仲良し三人組で部活を作ってみたらこのザマだ。生徒会に土下座して新入部員入れるから創部させてくださいと頼んだ武田がバカみたいだ」
細川くん辛辣すぎます。まあバカですけどね……
「バカじゃねえよ!実際ここに1人いるだろ?新入部員」
えっどこに?周りをキョロキョロ見渡してみても誰もいらっしゃいません。
「まさか!」
「そう、そこのお前!探偵部に入ろうぜ?歴史研究会としての活動も続けさせてやるから……歴史探偵部だっ!どうだ?いい話だろ?」
ニヤッと笑って手を差し出した武田くん。部活存続とはなりませんけど……無くなるよりましですよね?
「わかりました。乗りましょう、その話!」
差し出された手をギュッと握り締めると少しだけ武田くんの顔が赤くなった気がしました。


後日、正式に手続きを済ませた私は歴史探偵部という部活の副部長に就任しました。部室は旧歴史研究会部室の方が広いのでそちらを使用しています。
「お前ら……由々しき問題があるんだ……分かるか?」
武田(バカだし気づいたら呼び捨てになってました)がバンッっと机を叩いて言いました。
「なになにー?信彦ー」
最近わかりましたが斎藤くんは普通に全員のことを名前で呼ぶらしいです。
武田なら信彦。
細川くんなら和也。
私なら桃音ちゃんって具合に。
ナチュラルですね、天使の皮を被ったたらしですよ、そーゆーキャラ萌えなくはないですけど。
「俺達、歴史探偵部は今何人だ?」
1.2.3.4……
「4人です」
手で4と示す私、武田は頷いて
「そうだ佐々木。では部活存続に必要な人数は?細川」
「5人。言いたいことは分かっている、新入部員があと1人必要だ、しかし校内には無所属の生徒はいない」
あっ……もしかして、もしかしなくても……
「廃部ってやつですか……?」
すると、武田は指をパチンと鳴らして
「そうだ、誰かに兼部してもらうしか手がない。生徒会に話をつけて1ヶ月の猶予を貰った、その間に最後の1人を見つけるんだ!」
武田は立ち上がり上を見上げそう言いました。どうしようもないほどカッコつけたがりやですね……