40を過ぎてもエゴが捨てられず一人になった男の話

40を過ぎてもエゴが捨てられず一人になった男の話

周りの人々に恵まれていたのに気付かず、子供大人のままに生きてきた男の人生のMEMO

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情けなくとも、しっかりと反省して、しがみついたほうが良いのだろうか?

相手は何年も我慢をして、ついには向こうから言わせてしまっている。

 

解放してあげるべきなのか?かっこつけずにしがみつくべきなのか?

答えはわからず、ただただ思い出す。

 

両親と仲良くご飯に行ってくれた嫁を。

兄弟と一緒に遊んでくれた嫁を。

俺が情けなくとも辛くて泣いている時に抱きしめてくれた日を。

 

ひたすら情けない。

明日、会う。

どうするべきなのか。考えてもどうせ会った時にこぼれてしまうのだろう。

俺の日本の友人のほとんどが、

共通の友人となっていた。

 

海外に長く一人でいて、あまり決め事にいちいち口を出さなくなったことで、

時々家族で遊ぶ時も少し主張すると、否定されることが日常になってきた。

 

あまりにも長い時間、相手としっかりと向き合わなかったがゆえに、

思考のベクトルがどんどん離れて行ってしまっていったからだろう。

 

日本に帰国するたびに精神的ストレスを受けるようになって、

俺はいつからか、「みんなどうせ、夫婦が一緒にいないのは俺のせいになっているんだろ?」と、

とんでもない被害妄想を持つようになっていたようだ。

 

だから今回も離婚に関しては、ごく少数の人にしか言っていなかった。

親や兄弟に言われた時に、はっとしたんだ。

「また逃げてるぞ。向き合う事から。あまり深い関係じゃない友人にしか話していないじゃないか。何か言われるのが怖いのか?」

 

海外に1人で一人で行っているからという負い目から、

いちいち口を出さなかった?何を言ってるんだ。俺が嫁や家族の状況を想像できないから、

口を出して話し合いになる事を避けていただけじゃないか!

「じゃぁ帰ってきて!」って話にどうせなるだけだからと、怯えていただけじゃないか!

 

そして、そのようなストレスフルな日本生活を想像して、海外にいる方が良いと

勝手に被害妄想をもって、周りに八つ当たりしていただけじゃないか!

 

とても仕事が優秀な嫁だった為、

忙しい人だった。

 

意見もはっきりいう女性で、自分のわがままで海外に行っている以上、

出来るだけ彼女の主張を尊重するようにしていた。

 

ある時から、俺が何か意見を言うと、否定されるようになっていた。

その時は気付かなかったんだ。

彼女のわがままを聞いてあげているのに、なぜおれの意見は否定されるのか。

 

俺は人の意見を最初は尊重し、どうしてもお願いしたい事を付け加える男だ。

それが美学だと思っていた。

 

話を聞く分には、どうやらわたしが最初から意見を言わない癖に、あとからいろいろ言ってくるという印象があったようだ。

身内の言い合いがとても苦手な私はいつからか、嫁だけでなく兄弟も親からも、何を考えているかわからない、

自分勝手に動いている奴というレッテルを貼られるようになっていた。

 

確かに後から言うのは悪い。だけど、ほとんどみんなのやりたいようにしてあげているじゃんか!

消えなかった恨み節。

親族に贈り物をするときも、日本の拠点を引っ越すときも、何も言わなかったのは、すべてあなたが決めちゃってるから、

海外にいる俺が口を挟んだら、もめるだけじゃんか。そんな具合に。

 

その時は気付けなかったんだ。

俺が負い目から、なにも言わないから、あなたが率先して決めていてくれたこと。

あの動画の中の、純粋無垢な笑顔を奪っていってしまったこと。