精密検査の結果が出るのは、検査日から約1週間後の9月2日。

結果は母が1人で聞きに行き、その日私は仕事に行っていました。
1日中、落ち着かなかったことを覚えています(正確に言うと、検査日から結果が出るまでずっとでしたが)。

帰宅後、父と顔を合わせるなり開口一番に言われました。

「お母さん、大腸がんだって」

母は普段通り、台所に向かって炊事をしていました。

病理組織診断報告書に書いてあった内容をそのまま転記します。


受領臓器組織 大腸

臨終診断 T-colon Ca

病理診断 T/C, Type2, biopsy-
♯1,2 tubular adenocarcinoma, tub1+tub2, Group 5

所見
横行結腸腫瘍生検検体です。
N/Cの高い高円柱異型細胞の管状増殖をみます。
管状腺癌の所見です。


とにかく自分の目で確認したい性分の私。
ここに書いてある文言を片っ端からネットで検索した結果、「Group 5 =がん」だということを理解しました。
(「ステージ」とは違うようです)

「tub1+tub2」というのは大腸がんの組織分類で、「tub1=高分化型」「tub2=中分化型」。
この他に「低分化」という分類もあり、それは「por1」「por2」などと表されるそうです。
分化度が低いほど手術後の予後が悪い傾向がある、とのこと。
母は「tub」の1か2らしいから「por」よりはまだマシなんだろうか...とか、不確定な情報に一喜一憂しました。

調べながら、涙が出てきました。

だからいつも言ってたのに、病院行けって。
これからうちはどうなるんだろう。
母は、どんな気持ちでこれを聞いたのかな。
治るのかな。

そんな感情が、次々に湧いてきました。


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