わが家の、
南天が赤い実を
沢山つけています。

南天は庭木として植えられることが多く、音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信があるそうです。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれるのだそうです。
葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用があります。しかし、葉には猛毒のシアン化水素が含まれていますが、含有量がわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つといいます。このため、彩りも兼ねて弁当などに入れるのはそのためのようです。ただこれは薬用でなく、食あたりの「難を転ずる」というまじないの意味との説もあるようです。
なんてんの
あかひ実をながめつつ
かしら転ずれば
あかひ夕暮れ