元零戦搭乗員の方の、

あれ以来毎日夜眠る時は、戦死した仲間たちの顔を思い浮かべながら、南無阿弥陀仏を唱えるのです。

とおっしゃっていた姿が、私の心を揺さぶった。

そして気がついたことがあった。

先日二度ほど観劇した「ひめゆり」に出演されていた方々は、本当に戦争の中に生き、現代に戻られたのだということを。

今は精魂尽き果て、戦には戻りたくないと思っておられるに違いない。

戦争に散った方々に哀悼を捧げるとともに、生還され心に哀しみを持ち続けている方々、それを語り継いでおられる方々に敬意とお慰めの言葉を贈りたいと思う。