信じてるわけではないですが、オカルトの話は好きです。

 

本書はブラバツキー夫人の「シークレット・ドクトリン」から日本のオウム真理教、幸福の科学まで現代のオカルト、新興宗教の歴史を概説してくれている。

サブタイトルで「光と闇」とあるが、ほとんど「光」はなかったです。

 

オカルトを妄想とわりきってスパッと言い切っている作者ですが、そういったオカルティズムがいまもって世界で幅広い勢力を得ていることについては一定の議論の価値がある、とおっしゃっています。

その通りだと思います。

 

格差社会で苦しむ庶民たちの格好の受け皿になっている「オカルティズム」が時に犯罪やテロ行為につながっているということについては真剣に向き合って考える価値があるのではないかと思います。