週末を利用して富山に路面電車に乗りに行ってきた。

 富山は3者が路面電車を運行する路面電車大国であり、どれだけ路面電車が活用されているのか、実際に目にしておきたかったのだ。


 ライトレールは正直見てびっくりした。

 富山駅周辺は、官庁街であり、建ち並ぶビルは放送局や銀行、商工会議所といったものばかりでショッピングできるようなテナントはほぼない。

 富山駅のビルがあることはあるのだが、名店街はビルの奥に引っ込んでいて、しかも2階に土産屋があるなど、街を人が歩くような都市構造になっていないのだ。


 こうなると、実際はそうでなくても、街に活気がないように感じてしまう。

 実際、富山地鉄もライトレールもそれなりに利用者は多いのだろうけど、そう感じられない。


都電ひとつばなし-ライトレール


 都市構造的な不利を蒙りながらも、郊外に路線を伸ばすライトレールは多くの人を乗せて走っていた。


 ライトレールの成功で、路面電車の路線が新設・延伸という話は出ていないのだろうか?

 岩瀬浜からスイッチバック&東進して、北陸本線と接続するなんて構想があってもよい気がするのだが…。


 まずは北陸新幹線開業による駅高架化、それに合わせて地鉄との相互乗り入れに期待するのが一歩目になるだろうか。