都電の空を見ていた 通り過ぎる緑色の帯

 哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかない


 時を越えてキミを愛せるか 本当に都電を思い続けられるか

 線路を見て考えてた キミのために 今この目にどう映るのか


 忘れないで どんな時も きっとそばにいるから

 そのためにボクは この場所で

 電車が走る風に吹かれて 同じ電車に乗っているんだ



 自分のこと大切にして 誰かのこと 思いを馳せる

 切ないとき 一人でいないで 遠くで走る 姿を思い出して


 キミのことずっと見守りたい  たとえ一系統しか残らなくても
 なくしたもの探しに行こう  いつかいつの日か見つかるはず


 一番大切なことは  特別なことではなく
 ありふれた日々の中で  乗客を
 今のままで  定時運行をすること

 
都電夜を駆ける




キミにまだ言葉にして  伝えてないことがあるんだ
それはずっと  出会った日から
キミをずっと追いかけ続けているということ


キミはレールを見ているか  警笛を聞いてるか
もう二度とほかの都電は戻らない  でもそれを哀しいと思わないで
決して思わないで


 一番大切なことは  特別なことではなく
 ありふれた日常の中で  キミが

 今ののままで  走り続けること

 忘れないでどんなときも  きっとそばにいるから
 そのためにボクは  電停で
 カメラを構えて  キミと同じ時を生きてるんだ

 どんな時も  きっとそばにいるから