夏休みも、残すところ半分になる8月13日。
小中高校生には、まだまだ夏休みは終わってほしくない! まだまだ遊びたい! といった頃合だろう。夏休みの宿題も終わってないしね。
そんな8月13日は、あらかわ遊園の夜間開放の日でもある。
なぜ、この日にあらかわ遊園が夜間開放されるのかは私にもわからない。
お盆で、全国各地に散らばった荒川っ子が、帰省するこの時期、久しぶりに子供を連れてやって来る。そのために夜間に開放されているのではないか、と考えるとなんだか心温まる話ではある。
幼子の手を引いて、大して刺激的なアトラクションがあるわけじゃないあらかわ遊園にやって来る。
やきそばやフランクフルトを買い与えて、頬張る子供を横目に親は「昔、お父さんもこの遊園地で遊んだんだよ。昔はアトラクションなんかなくて、もっと古ぼけたような感じがしたけど、それでもお父さんの時代の子供たちは夢中になって遊んだものさ」
そんな話を聞かせたりする。
夜まではしゃいだ子供はいつしか遊び疲れ、都電に乗る頃には父親の背中で静かに寝息を立て始める。
そんな夜が夏休みの日記帳に記されるといいのだけど。、