20日に発売された『鉄道浪漫』の最新号が、今朝家に配達されてきた。


 去年から、『鉄道浪漫』に踏切紀行文の連載を始め、前号からは、路面電車の連載も始めたばかりだった。

 そんな矢先に、『鉄道浪漫』が今号をもって休刊する旨のチラシが差し込まれていた。

                          鉄道浪漫休刊号



 正直、そのチラシを見て、最初は何のことを言っているのかわからず、理解するのにかなりの時間がかかった。


 ついこの間まで、編集長と会って話をしていて、休刊のことなど一言も聞いていなかったのだ。


 『鉄道浪漫』は決してマニア向けの雑誌ではなかった。だから、私のような○○形(もしくは○○系)という車両の種類やVFFFとか交流直流なんてことをまったく理解していない人間でも連載を持つことができた。そんな雑誌だからこそ、逆に鉄道好きの裾野を広げてほしかったし、そういうファンがいてもいいと思っていた。



 なにより、軌道が軽視されがちな鉄道雑誌の中でも、『鉄道浪漫』では、毎号、路面電車を扱うコーナーがあった。


 奥付には、休刊してリニューアルすると書かれているから、復刊の可能性がなくない。


 いち早い復活を願うしかない。休刊号では、先取的な取り組みを続ける鹿児島市電を取り上げている。

 LRTが公共交通手段として注目されているだけに、いち早い『鉄道浪漫』の復刊を願うしか、私にはできないのだけど。