都電の沿線に商店街が点在していることは、前にも書いた。
今回は同じく都電沿線の商店街・ジョイフル三の輪。荒川一中前電停から踏切を渡れば商店街のアーケードが目に入ってくる。アーケードには、都電の絵があしらわれている。いかにも都電の街という感じだ。
ジョイフル三の輪は、“チンチン電車に会える街”をキャッチフレーズに、商店街と都電の一体性をアピールしている。日が沈む頃、地元の人たちは夕食の買い出しに商店街にやって来る。
店頭で大根を売る八百屋、おでんを煮込んでいる惣菜屋、一杯やりたくなるようなにおいが漂ってくる焼き鳥屋などなど。生活感が滲み出る風景がそこにはある。
和菓子屋で売っている昔ながらの串団子を頬張りながら、商店街を散歩してみたら、懐かしい風景をいくつも発見できる。
