土曜日。
筑波山の某廃林道で、僕とセローくんは(100%僕が悪いのだが)脱出困難な状況に陥ってしまい、危うくセローくんを放棄して歩いて下山するところだった。
最後の最後になんとか脱出出来、今こうして悠長にその出来事をブログなんぞをしたためている自分が、改めてシアワセだと感じます。
(いやいやホントに危なかったあ)
反省文です。
時間を戻して土曜日の朝?11時。
午前中にやらねばならぬコトを終わらせ、さあてやっとバイクの番だ❗️
ギリギリ午前中、12時前の出発。
それにしても相変わらず暑い❗️
新利根川橋の温度計は34℃を指している。
今日の筑波山 暑くて真夏に戻ったみたい
給油したり水分補給したりしてたら、最初のダートである仙郷林道に入った時には15時直前となってしまった。
仙郷林道はほぼ筑波山の山頂近くから、つくばねオートキャンプ場まで下って行くダート林道で、普段はとても走り易いコースなのだが、今日は台風や豪雨の影響か、轍(わだち)も深くかなり荒れている。
まあこのように、日々表情の変わるのが林道走行の楽しみなんだけど❤️
とゆーことでほぼ全長下りでもあるし、普段より慎重に走る。
まもなく、つくばねオートキャンプ場に到着。
ちょっとだけ休憩してソッコーで出発。
出来ればあと2本の林道を往復して、ここへまた戻って来たい。
なんで林道を往復したいのかと言うと、基本的に筑波山の各林道は山の頂上や中腹から山麓まで降りて行くコースなので、下りと上りでは全く違う表情を見せるのです。
下りはゆっくり走るテクニカルなコース。
上りはちょっと廻せる楽しいコース。
一本で2度美味しい❗️
とゆーことで、舗装林道である林道北筑波稜線を走り抜け、一本杉峠から県道218号大塚真壁線を大塚方面へ向かう。
一本杉峠
筑波山中の林道は大体舗装されているのに、何故かこの県道218号線は県道のくせにダートコースのままだ。
ちなみに真壁方面側は通行止めのまま、放置されている。
県道218号線のダートを往復して(下りも上りも楽しい)北筑波稜線林道を戻り、いよいよ某廃林道へ侵入する。
ここは2000年の初頭に大きな崩落が発生して以来、通行止のまま現在に至っている(らしい)。
20年以上も人間の手が入っていないままなので、深い轍(わだち)が行手を遮る。
8月の台風や豪雨の影響だろうか、7月に来た時よりもダートは一層凶暴になっているように思える。
この時点ですでに16時半。
まず最初の反省点は、そもそも人気(ひとけ)の少ない廃林道にこの時間帯で入って行ったコトだ。
しかも1人で。
ダートは荒れている。
下りなので、一層慎重に走ったつもりだった。
楽しいというより怖い感じ。
前方をウリ坊が走って行く。
お母さんが一緒だとヤバいので、バイクを停めて先に行ってもらう。
そしてトラブルは起きた。
深い轍を横切って越えていく場面で、ビビった僕は速度を上げられず、結果リアタイヤがスタックしてしまった。
写真だと、どってコトないように見えるけど。
こうなるともうリアは空転するばかりで文字通り深みにハマって行く。
バイクを降りてエンジン回しながら押してもダメ❗️
どんどん掘れてしまいリアタイヤは益々埋まって行く。
いやこれ実は、2人で来ていれば1人が乗って、もう1人が後ろから押せば簡単に脱出出来るシーンであろう。
問題は、もう誰も通らない時間帯にソロで入り込んだコトなのだ‼️
反省も後悔も先に立たず、体力と時間だけが過ぎて行く。
これ以上前には進まないので、渾身のチカラで後ろに下げる。
乗り上げているので下がらない。
リアタイヤの後ろを掘って、下げ易くして、何度も試みる。
20cmくらい後ろに下がった〜。
スタックした穴に、石だの木片だのを突っ込んで、文字通り穴埋めする。
今度は20cm下げた場所が掘られるだけで、全く前には進まない。
体力だけが益々削られていく。
再度渾身のチカラで持ち上げる。
立たせた。
必死になって、セローくんに乗り込む。
さあてここからが一発勝負❗️
山側の壁に突っ込んでも構わないから思いっきりアクセルを開けるぞ❗️
と心に言い聞かす。
そして・・・
わーん
脱出出来ました〜。
脱出出来た〜。
もう体力一滴も残ってない‼️
5分程うずくまっていた。
けど、周りは暗くなって来ている。
身体にムチ打って出発❗️
走っていても荒い呼吸がおさまらない。
この後、超慎重に3kmほど下って舗装路になった時の安堵感ったら❗️
で、今後どうすっか? ですが・・・
やっぱりヤバいコースは1人で行っちゃダメです。
あと、遅くても15時には林道からは撤収する事をマイルールにします。
下界で食べた町中華のなんて美味しかったことか。
おしまい