時間の使い方は常に重要なテーマです。 | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba

時間の使い方は常に重要なテーマです。

   僅か10日余りではありましたが解説者としての自分、仕事から一度離れ指導者としての自分に必要な時間を過ごしてきました。


今時点指導者ではないにしても、明確にマインドセットをしてサッカーを見て考え、自分が先生だと思う指導者達に教えを請う形でこの10日間という時間を過ごしてきました。

ミーティング・TR・試合。
この流れで見させてもらうからこそ理解出来る事があり、前提が理解出来ているからこそより正確に視点を合わせてTRや試合を見て分析する事が出来ます。

思い返せば現役を退いて一番初めに見させていただいたチームは長谷川健太監督が指揮を執っていた時のガンバ大阪でした。

あの時は宮崎キャンプでのプレシーズンを10日間ほど見させてもらえましたが、チームビルディングについて見て聞いて学ぶだけでなく準備段階で取り組んだ事がインシーズンでどのように表現されるのかをひと繋がりのストーリーとして見る事が出来る事の有益さを知りました。

以降、キャンプシーズンは主に宮崎に足を向け、ランダムにチームを見て回るのではなくターゲットを定め見る事を続けてきました。

メディアの立場で考えれば満遍なく出来るだけ多くのチームを見られた方が使える情報は増えますが、解説者と指導者を両方兼ねた立場で考えると別の取り組みが必要だと考え毎シーズン一定期間決まったチームを見てきました。

インシーズンに1週間丸々大榎さんが監督をしていた時のエスパルスも見させてもらった事もあり、一昨シーズンは吉田達磨監督のチーム作りを学びたいと毎月甲府に通った。

なるべく目立たないようにとグラウンド横で見ながらいつの間にかグリッドの歩測を始めてしまい、「めちゃくちゃ目立ってたよ」と達磨さんに笑われた事もありましたが、通って通った結果食事もさせてもらえるようになり本当の話を聞かせてもらう中で沢山の学びを得ました。

S級受講時の国内研修を縁もゆかりもない当時あるJ2クラブに打診をしたところ、まさかの受け入れを拒否されるという、笑えないような笑い話も過去にはありますが今まで教えを受けてきた監督さん達のおかげで新たな視点を持つ事が出来たり想像したものを確認させてもらえた結果今の自分があります。

アクションを起こしていなければ経験出来なかった事が幾つもある中で、やるべきだと感じたアクションを起こさない理由はもはやどこにもなくなった自分ではありますがまだまだ足りてはいない。

次は何だ、次は何だと日々考えては手帳と睨み合い、
妻に心配をかけないよう気を付けながら自分にとって最適なバランスを日々考えています。

今週・来週と仕事が一つずつなので時間はある。

いよいよ始まったICC(インターナショナルチャンピオンズカップ)もしっかり見て来たるヨーロッパ新シーズンへと準備はしなくてはなりませんが、優先順位を間違えてはいけない。

今は身体が自由な時、まとまった時間は仕事を断らない限り今の時期しかないのでやはり指導者としての
学びの時間に使う事が最優先。

仕事の準備は抜かりなく、後は最大限勉強の時間に。

仕事と言えば、今週末の中継は鹿島vs鳥栖戦。

来週は横浜F・マリノス vs マンチェスターシティ戦の
解説に入ります。

足を使って得た学びはきちんと解説業にも反映させますので配信でご一緒するサッカーファンの皆さん、引き続きよろしくお願いします。