CLファイナルを終えて | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba

CLファイナルを終えて

  素晴らしい決勝戦でした。

陸上トラック付きのスタジアムにも関わらず。

まさに耳をつんざくような大歓声。




昨シーズン、カーディフでのファイナルではテロ対策として開閉式の屋根が閉じられたことで、独特の雰囲気となりましたが。

今回はやはり、リヴァプールファンの存在が大きかった。

真っ赤な応援団の、腹の底から出てくるチームの勝利を信じきった大声援は。

屋根が付いていた昨シーズンをも上回る、とてつもないものでした。


これまで長くサッカーの世界にいさせてもらってきましたが、今日のリヴァプールファンの応援には心揺さぶられるものがありました。

それでも勝利を手にすることは出来なかった。

レアルマドリード。

その落ち着きがどちらに転がるか、今日のリヴァプールは相当に手強かったはずでしたが。

やっぱりマドリーは強かった。

どんな状況にも、慌てることなく対応出来てしまう。

その時やらなくてはならないことを正しく認識し、正確に行動に移すことが出来る。


それがレアルマドリードだと思いました。

今回スカパーの中継にて解説を担当させていただき、日本のサッカーメディアでは唯一、現地から決勝戦を伝えることになりました。


テレビでは分からないことがたくさんあり、中継では伝えられないことがたくさんあり。


自分が見て感じたことは出来る限り表に出して、共有することが大切となります。

今回の決勝戦についてのレビューは。

6/1に開催される、出版記念も兼ねたイベント内で来場してくれた方々にお伝えさせてもらうことになっています。

時間との闘いにはなりますが、映像も使いながら詳しいディテールについての話も出来たらと考えています。

中継で話す内容というものは、実際に試合を見ながら見つけたもののわずか2・3割に過ぎません。

当たり前のことですが、中継は視聴者の為に存在しているので、現場感覚で見ている自分のフィルターに引っかかる数多くの気付きの中から厳選したものだけを試合の理解に繋がるであろう情報として皆さんに渡しています。

如何に試合を見て、分析をし、その中から中継に必要なものを選びつつ言語化し公共の電波に乗せているのか。


そんな話も交えながら、この素晴らしい決勝戦についてのレビューもイベントの中で行う予定にしています。

一応、出版に関連付けたイベントとはなっていますが。

本を買わずに参加しても全く構いません。

自分を含めた3人の話を聞きたいと思ってくれた方は、是非来て一緒にサッカーについて考えましょう。


イベントに参加をしてみて、話を聞いた結果、もし本も読んでみたいと思われた場合は。


会場に用意してありますので、購入して読んでもらえたらと思います。

小澤一郎君に中西哲生さんという、僕にとっては常に学びしかない2人も招いてのイベント。

本について、チャンピオンズ決勝について。

または、ガーナ戦や、既に発表されているであろうワールドカップメンバーについても存分に話が出来たらと考えています。

さほど大きくはない会場なので、もうじき埋まってしまう可能性がありますがまだもう少し残っているとのこと。

どうせ開催するなら、出来るだけ多くの方に情報を提供し共有したいと考えているので。


改めてのご案内をさせてもらいました。


サッカーを真面目に考え、語るということはどんなものなのか。


是非足を運んで、覗いてみてください。

 


只今3時20分、長かった1日もようやく終わります。

幸せな2日間でした。


こんな素晴らしい機会を2年続けて、この若輩者に与えてくれたスカパー!さんには感謝してもしきれません。


必ずこれからの自分の活躍で、お返ししていきます。


本当にありがとうございました。