解説者
新年明けてから早いものでもう4月。
あっという間です。
2・3年は食いっぱぐれるだろうが地道に勉強して自分を磨いていこうと決意して引退したわけですが、声をかけてくれる人が1人2人と現れ。
幸運な事に大好きなサッカーについて話をする解説という仕事を中心に不定期ではありますが色々な事にチャレンジさせてもらってきています。
選手としてのキャリアでは生きていけないのは自明の理、いただいた機会をどれだけ大切に出来るか、少しずつの積み重ねをしていけるかにかかっている。
求められている事に対してどんな形で応える事が出来るか、ありきたりのやり方ではなく自分だから出せるものは何なのか。
楽しむ気持ちを持ちながらも毎回非常に緊張感に溢れた中でやらせてもらっています。
2週に一度、サガン鳥栖のホームゲームの解説もやらせてもらっていますが、Jリーグ中継には監督インタビューというものがあり。
試合直後に監督に試合についてインタビューをするというなかなか斬新なコーナーがあります。
今では解説そのものより、監督さんにインタビューをする方が楽しみになってきた自分がいますが、なかなか難しくまた緊張するものです。
時間もだいたい3分くらい、それこそ闘いが終わったばかりのタイミングでインタビューに来ていただくので正直やりたくないところもあるでしょう。
そこにあえて踏み込んでいかなくてはならないのがこの仕事の難しいところでありまた面白いところだと思います。
全ては自分の立ち方、尋ね方次第。
ドキドキしながらも自分が聞きたい事をきちんと聞こうと取り組ませてもらっています。
ガンバ大阪長谷川健太監督、健太さんへのインタビューは有難い事に敗戦の後にも関わらずとても協力的で丁寧に答えてもらえました。
勝負師というもの、勝ち負けの大きさは言うまでもなく。
そんな中でもとても優しく丁寧に対応してもらえ感謝していますし安心しました(笑)
サガン鳥栖の尹監督も先週が2回目のインタビューでしたが、練習や試合を見る機会が増えて聞きたい事もよりはっきりしてきましたがとても丁寧に答えてくれました。
監督経験もない若造が何をとなる事もあるかもしれませんが、自分なりにその立場になって想像して試合も見た中で、聞いてみたい事教えてもらいたい事を質問していこうと思っています。
頭フル回転で解説に臨んだ後にまたインタビューと、終わった後はドッと疲れますが。
それからしばらく経った後に感じるなんとなくの達成感みたいなものにやり甲斐を感じています。
出過ぎても出なさ過ぎても駄目。
知識をひけらかす場でも駄目。
見ている人が少しだけ分かりやすくなるためのアシスト役が解説なのだろうと思っています。
次回は今週末、JSPORTSさんにてオランダリーグ中継を。
しっかり準備をして。
選手の時は度々話題を提供してしまいましたが、解説者としても良い意味でそうなれるように努力していきます。