SHIZUOKA

こんばんは。

  今日はクリスマスイブですね、シンガポールから帰国してからすぐ東京、帰ってきてもまた壱岐とバタバタで全くクリスマスに向けての準備が出来ぬままでした、なんとかプレゼントは用意出来たので一安心。

   そんな話はさて置き少し前になりますが18日と19日の2日間、静岡へ行ってきました。

  

  引退をしたこのタイミングでどうしても挨拶をさせてもらいたいとお願いをしこの機会を作ってもらいました。

   実に9年振りのクラブハウスにも。

  来ちゃいけない奴が来たみたいな感じになるかとそわそわしましたが有難い事に温かく迎えてもらえました。

  早川元社長(現特別顧問)、原さん(強化部長)にはわざわざ時間を作っていただきランチをしながら色々と当時の事も含め話をさせていただきました。

  原さんはもちろん、早川さんとお話しをするのも実は初めてに近いものだったので、サッカーとはまた別にどんな風にキャリアを積んできたのか、特に早川さんにはその時々でどんな事を考え取り組んできたのか、あれだけのキャリアを持った方なので聞かないのはもったいないと色々と質問させてもらいました。

   仕事に向かう上での心構え、それから実際にどうしたのかという話はこれからの自分にとってはとても貴重な有難いものだったし偉そうではありますが共感できる部分がたくさんありました。

  自分が在籍していた当時の事についてもいくらかは話をさせてもらいましたがあんまり憶えていなかったようで（笑）

  早川さんとでは全くありませんが、当時いち選手として所々上手い事振る舞う事が出来なかった僕はサッカー選手から離れた今だからこそ長く在籍させてもらい数々の経験と思い出を頂いたエスパルスの、その組織の頂点にて長きに渡りクラブを運営してこられた方に対して正しく敬意を表し頭を下げてから次の人生に進みたかったのです。

   まさかランチまで一緒にしていただけるとは思いもしませんでしたが聞かせてもらった話も含め本当に有難い時間を過ごさせてもらいました。

   社員の方達にも会え、皆さん笑顔で出迎えてくれ嬉しかったです。

  たまたま居合わせた記者さん達から少し話を聞かれる流れになり、翌日の新聞に出る結果になってしまいました。

  

  引退すると戸田氏と呼ばれるのかと（笑）

     その後は図々しく静岡のテレビ各局にも挨拶に伺わせてもらいました。

  当時はギラギラしてて声をかけづらかったとか色々お言葉はいただきました（笑）

  選手としてお世話になったのは間違いないので忙しい中時間をもらう事が出来、きちんと挨拶が出来て良かったです。

  各局を回るとそこにはやっさん(安永)さんの写真があったり沢登さんの写真があったり、仮に僕がノボリさんと一緒にテレビに出たりしたらこれは面倒くさがられちゃうんだろうなとか色々勝手に想像しました。

  今回は家族も、特に妻が静岡が大好きなので連れていきました。

  

 こちらは焼き肉文田商店。

 在籍時も、その後も静岡を訪れる度に必ず寄るお店、お父さんお母さん今日までずっと応援してくれてありがとうございました。

 

  

  とにかく美味しい、そして温かい。

  舌も心も癒される場所です。

 それからこちらも。

 

 葵区八幡になるのかな？

  ダーリースリーという喫茶店です。

  ひと息つくにはもってこい、ここのカフェオレは最高。

   よく昼寝もさせてもらいました。

  

  お店の奥には今でも当時のカレンダーやユニフォームが飾ってあります。

   隣のユニフォームは同期の羽田のかな。

  

 肌の張りと艶が今とはやはり違います。

  もちろん髪もですが。

  歳を取ったなと感じました。

  ここはご飯も美味しいので静岡へ行く機会がある方は是非一度足を運んでみてください、他にもたくさんの選手のサインなど飾ってあります。

  他にも行きつけのお店や好きな場所はたくさんあります。

   車を走らせながら変わらない町並みと人に触れ当時の思い出が強烈に蘇りました。

 なんとも言えない気持ちになりました。

  思い出という言い方とはまた別に、僕にとっては18で単身乗り込み全くのゼロから自分の居場所を作り上げ、強くあるために闘い続けたある意味戦場でもあります、サッカーが上手くて当たり前の土地に外様が来たわけだから、なお出来なくては認めてもらえるわけがない。

  自分が強くならなくては誰も助けてはくれないと、プロは教えてもらう場所ではないんだと覚悟を決め乗り込んだのを思い出しました。

  メンタルフニャフニャで身体ももやしみたいな頼りない奴が自分の生きる道と術をもがきにもがいてなんとか見つけ、周りに必死に食らいついて自分の居場所を作って、日本一のチームにふさわしい選手にならなくてはと自分なりに妥協を許さずにサッカーに打ち込みました。

  一年目は何もかもが上手くいかずあまりの不安で死ぬかと思いました。

   諦めずに努力して心底良かったと今改めて思います。

   18で静岡に来た時と同様、引退をした今またゼロに戻った自分で来静しました。

   新しい人生を始めるにあたり良い旅になりました。

  出来ればエスパルスサポーターの皆さんにも挨拶でも出来れば良かったですが、それは高望みという事で。

   たくさんの声援と思い出をありがとうございました。

   また行く機会があれば顔を出したい場所もまだまだあるので楽しみにしています。

    文章を書いている間に25日になりました。

  ハッピーメリークリスマス。

  朝子供達が起きた時の顔が楽しみです。

  それでは。