2013/06/03 | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba

2013/06/03

今日は。

三月の頭に足首を傷め、そこからの治療とリハビリで二ヶ月。

怪我を完治させるところまで時間を取るのは立場上難しく、痛いのは当たり前で我慢出来る範囲まで回復させる事が出来たところで復帰しました。

WARRIORS FCに加入してから怪我をするまで、コミュニケーションを常に取る姿勢を前面に押し出しながら少しでも他のチームと差別化をはかれるチーム作りをと努力してきました、2人の日本人選手とも毎日長い時間を共にする中でディスカッションを重ね日本人が三人いるからこそ出来る事とは?と考えて考えて取り組んできました。
開幕前のチャリティシールド、リーグ開幕戦と二つの試合でようやく形が出来て少なからず手応えを感じさぁこれからという時に怪我をしてしまいました。



怪我自体も後々分かる事になるんですがかなり厄介なもので、プラス診察・治療・リハビリをスムーズに行える環境がなかったのでずいぶんと苦労もしました。

自分が持っている知識と経験をフル活用し、人を頼りに頼りなんとかプレイ出来るレベルまで戻す事が出来ました。

photo:01



photo:02



photo:03



photo:04



photo:05



僕が今でもサッカー選手としてプレイ出来ている理由の大部分を上の写真のお兄さんが占めています。

彼の名前は辻端大輔くんといいます、以前は国立スポーツ科学センターJISSに理学療法士として勤務していましてそこで出会い両膝のリハビリを担当して見事治してくれました。

人間の身体にとにかく詳しく何が原因で痛みが出ているのか、どこをいじると身体のバランスが矯正されて正しい使い方が出来痛みがなくなるのか、立ち姿勢や歩行、ランニングを見るだけでとてもよく分かるそうです。

彼だけの特別な能力だと僕自身は認識していますが実際に彼のおかげで僕は両膝を治す事が出来たしそれ以降も何かあれば常に彼に連絡をし診てもらい改善・解決してきました。
今現在辻端君は渋谷区神南にあるシダックスカルチャービレッジ内のフィットネスクラブにてトップアスリートから一般の方まで幅広く診ています。
大輔くん、今回もまたお世話になりました。
君がいなかったら僕は間違いなくとっくに引退してました、本当にありがとう。

シンガポールに対する予備知識が全くなかったのでまさかスポーツ医療に関してここまで遅れているとは思いませんでしたが、変な言い方になりますが今まで怪我をしてきた経験がとても自分の助けになりました。

足首自体がだいぶ緩くなってしまい完治する前の復帰プラスこちらのグラウンド状況の悪さによってまだまだ足首は痛みが消えずきつい時もありますが晩年はこんなもんかなと割り切って出来る限りやれる限りやるというところに気持ちを置いて毎日乗り切ってます。

photo:06



photo:08



チームメイトにも恵まれ、こっちで頑張っている日本人選手達とも励まし合いながら今改めてプロサッカー選手をやらせてもらっています。


娘達のバレエを観に行ったり、息子のサッカーを応援しに行ったり、家族とのかけがえのない時間も存分に楽しみながらサッカーに打ち込んでいます。

日本からわざわざ会いに来てくれる友人もいます、久しぶりに試合を見せる事が出来てとても幸せでした。

photo:09




35歳でまだサッカー選手をする事が出来て、愛する家族に毎試合応援してもらいながらプレイする事が出来て。

特に9歳になる息子がいる親父としては下手なプレイは出来ません、毎試合毎試合息子のお眼鏡にかなうプレイを見せなくては立つ瀬がありませんからね。

そんな事も大きなモチベーション、支えになっています。


なんとか成果を残して良いシーズンにしたい、良いサッカーをするチームにしたいし特に2人の日本人選手、真平と達朗の事は少しでもより良い選手になり更にステップアップしていく為の手伝いをしてやりたいと思っています。

幸い2人ともとてもオープンでコミュニケーションも取りやすく聞くだけでなく意見交換もしっかり行えているので変に構えられて距離を置かれる事が多い僕にとっては非常に有難いですし友人としてプロとしてとても良い関係を作る事が出来ているので三人が関わると良い展開、チャンスが出来る回数が多いですしそれこそが僕が望んで来た選手同志の、プロとしての関係でもあります。

作り出している好機の割になかなか得点出来ていない現状はありますがやり続ける事できっと好転すると信じています。

復帰をしてから今のところ一つの引き分けと二つの負け。

今は内容が結果に反映されていないと感じている時期ですが中盤を支配しゲームをある程度コントロールしシュートチャンスもたくさん作れています、後は決めるべき人に決めてもらえる事を信じて自分のやるべき仕事に集中し続けます。

photo:10



こんな感じでミドルを決める事も狙いつつ。

photo:11



それではまた。





iPhoneからの投稿