コンフェデレーションズカップ!! | 戸田和幸オフィシャルブログ「KAZUYUKI TODA」Powered by Ameba

コンフェデレーションズカップ!!

みなさんこんばんわ

日本、最終戦でオーストラリアに敗れてしまいましたね。

こちらでは映像で見ることが出来ず残念でした、どんな

内容の試合だったんでしょうか。


 その替わりと言ってはなんですがコンフェデレーションずカップ

が始まっていますね、実は俺始まっているのを知りませんでした(笑)

それどころじゃなくてですね・・・・・テレビなんか全くつけてなかったし。

 微妙な時間帯にやってるので大体前半を見て寝るんですが。


ブラジルーエジプト、スペインーイラク、後は再放送でスペインー

ニュージーランドの試合を見ました。


いよいよ来年には本番のワールドカップが始まりますがこの

コンフェデ、懐かしいですね。2001年に俺も出させてもらってます。


もう緊張しっぱなしで大変だったのは憶えていますが・・・

なかなか寝れないし、一番下手くそだと思っていましたから。

どんなプレイをすればいいんだろう、みんなの足を引っ張らないだろうか。

心配ばっかりしてた気がします。

 試合になってしまえば思い切ってやれる性格なんだけどそこまで

たどり着くまでがなかなかいつも大変で。

それは今でも変わっていないんですよ。


幸いにも周りに助けられ決勝戦まで行くことが出来、悪くない

評価をもらえたのは本当に良かったです。


フランスと決勝で当たりましたが随分落ち着いてサッカーするなーと

感心してしまうくらいでしたし実際彼らにとっては難しくない試合

だったんだと思います。


 脅かすことすら出来ずに終わってしまいましたから。


まあでも国際経験が浅い日本にとってはそんな強豪国と公式の

大会でぶつかれるというのもそうないことなので開催国というラッキーな

部分はありましたが本番の前に一度そういった大会をやれたというのは

いい勉強になりました。今回も出れていたら良かったですよね。


さて今回の大会ですが。


テレビで見てる限りでもスペインのボール捌きの早さ、判断の早さ

正確さ、チーム全体としてのボールの運び方、全てにおいて無駄が

ありません。


昨夜のイラクとの試合、ほぼ全員が引いて守るイラクに対して

どうやって攻略するのかなと興味津津でした。


ドリブルするところ、パスをするところの判断、一度中央の狭いところ

を突いておいて敵が集中したところでサイドチェンジ。


そこでまた上手くいかないと思ったらやり直すと。


この「やり直し」、案外出来ないんです。


本当に上手なチームじゃないと出来ないし。


案外無理に突破にかかってしまったりしてしまうもんなんです。


ボールを持っていることでもう守備になっているのですから無理に

行く必要はないわけで一度下げてやり直していけばいいんです。


早いパス回し、早くなきゃだめですが早いパス回しをすることでまた

必ず「穴」が出来てきます。


そうしたらまたそこから攻略していけばいいんです。


「個」を活かすために「組織」があり「組織」があってこそ「個」が

輝くんです。


バルセロナを見れば良く分かることです。


トップクラスのチームがあのように組織でプレイすると何が怖いかって

それは結局その組織プレイがより個の能力を引き出すからです。


選手みんながボールを持ったらドリブルしてやることがなくなったら

パスをしてなんてやってたらいつまでたっても穴は見つけられないし

結局それこそ個人頼みのサッカーになります。


早く動いてパスを回して敵が手薄なエリアを見つけてそこへボールを

持っていく、そこには特別に能力の高いフェルナンド・トーレスや

ビジャがいるもしくはサイドバックがオーバーラップしてきている。


こうなったらなかなか守る方は追いつきません。


スペインのサッカーを見てるととても勉強になりますし「あっバルサ

だけじゃなくてスペインっていう国がこういうサッカーなんだな」と

いうことが良く分かります。


攻守の切り替えも非常に早いし手を抜かない、もちろん抜いたらすぐ

他の素晴らしい選手たちがベンチにいるから抜けないんでしょうが

それにしても代表チームとしての完成度もかなり高くまるでクラブ

チームのサッカーを見てるような感じです。


昨日はセスクがベンチで休んでました。そして・・・・


このチームにまだイニエスタが加わるわけで・・・末恐ろしい。


シャビとアロンソの二人が上手にゲームをコントロールしていますが

いつ勝負のパスを出すのか、そのあたりの彼らの判断をみるだけ

でも非常に勉強になります。


もちろんすごく狭いところをあえて狙っていくので時には失敗も

ありますがあれだけ引いて守る相手を崩すには必ず必要なこと

だし仮に通らなくてもすぐに切り替えて全員でディフェンスに行くので

大事になりません。


あの「シュート」みたいなグラウンダーのパス。凄いですよ。


ブラジルの試合も見ましたが個の能力の高さはよく見えますが

スペインほどのオートマティズムも集団での崩しも見れませんでした。

逆にエジプトの方が早い判断、展開、切り替えの早さで上回って

いたと思います。


結果ブラジルが勝ってしまうんですがスペインとの試合を早く

見てみたいなと思います。


 そんな彼らと自分を比べるととっても恥ずかしくなってしまいますが

それでも少しでもね追いつけで頑張ってます。


 昨日はまた練習試合がありました。

50分一本でしたが最初の試合より更に自分の状態が一歩前に

進んだのを確認でしたので良かったです。


 明日もまた試合、明後日もです。それで合宿は終了します。


出来る限り高いレベルに持っていって納得した形で終われるように

頑張ります。


今夜はブラジルーアメリカ戦です。

勉強・勉強です。


それでは。