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オンライン東大家庭教師の『東大NETアカデミー 』
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♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part5
こんにちは。
オンライン家庭教師の東大NETアカデミー
のアカデミー長のらいとです。
本日は、言いかえる力はどのように読解問題で出されるかという所から話を初めていこうと思います
言いかえる力を使って、次の問題にチャレンジしてみてください。
【例題】
次の文章を読んで問いに答えなさい。
雨だと思っていたけど、晴れた。叱られると思っていたけれど、叱られなかった。電車に遅れると思っていたけれど、間に合った。つまり、予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。
(問1)
「雨だと思っていたけど、晴れた。叱られると思っていたけれど、叱られなかった。電車に遅れると思っていたけれど、間に合った。」とありますが、この部分はどんなことを伝えようとしているのですか?25字以内でまとめなさい。
(問2)
「予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。」とありますが、これは具体的にはどんなことですか?50字以内で書きなさい。
どうでしょうか
問1は、「具体」を「抽象」に言いかえなさい、という抽象化の問題。
【答え】
「予想外のラッキーな展開が重なったということ。」
問2は、「抽象」を「具体」にいいかえなさい、という具体化の問題。
【答え】
「雨だと思っていたけど、晴れた。叱られると思っていたけれど、叱られなかった。電車に遅れると思っていたけれど、間に合ったということ。」
具体を問われたら抽象をとらえ、抽象が問われたら具体をとらえる
この考え方が難解な長文読解の迷路に迷いこんだ時の最高のナビゲーターとなります。
この考え方を意識するだけで、9割の問題がらくらく解けるようになります
すべての文書は、言いかえの連続で作られています。
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♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part4
こんにちは。
オンライン家庭教師の東大NETアカデミー のアカデミー長のらいとです。
今回は、「言いかえる力」の根幹をなす、2つの力について説明します。
国語力の根幹をなす、「言いかえる力」は、
「抽象化力」 と 「具体化力」
からなります
まずは、次の文書をみてください。
「雨だと思っていたけど、晴れた。叱られると思っていたけれど、叱られなかった。電車に遅れると思っていたけれど、間に合った。」
具体的でリズムのある面白い文章ですが、これだけでは、何が言いたいかがいまひとつ伝わってきませんね。
しかし、次の文が最後にあれば別です。
「つまり、予想外のラッキーな展開が重なったというわけだ。」
この「抽象的に言いかえた文」が加われば、具体例にこめられたメッセージが急に輪郭をもち、浮かび上がるようになります。
たった、1文で文章がレベルアップするんです。
次は逆のパターン。
「今日の遠足は、とても楽しかったです。」
日記や感想文に非常によく見られる文章ですね。
僕もよく、書いてました
これだけでは、何が楽しかったのかが、まったく伝わりません。
そこで、「具体的に言いかえた文」を加えます。
「今日の遠足はとても楽しかったです。たとえば、川で太郎君と水をかけ合って、おもいっきり遊んだり、お弁当のおかずを山田さんと交換したりしたのが楽しかったです。」
特別にうまい文書とは、言えませんが、具体化した一文のおかげで、書き手のイメージがより明確に伝わるようになりました。
伝えたい事柄が具体的でバラバラに思える場合、人はそれを抽象化して伝えます。
逆に、抽象的でわかりにくいと思える場合は、具体化して伝えます。
「抽象化力」 と 「具体化力」
「言いかえる力」は、この2つでできています。
次回は、この2つの力が実際に、「読解問題でどのように問われるか?」から、話を進めていきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます
♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part3
こんにちは。
オンライン家庭教師の東大NETアカデミー のアカデミー長のらいとです。
今回は、国語力の3つの力のうち、もっとも重要で、国語力の根幹である「言いかえる力」について、書いていきたいと思います
感覚・イメージ・意見というものは、味覚と同じように多種多様です。理解・共有できたと思っても、じつはできてないことが多々あります。
「伝える人(発信者)」と「受け取る人(受信者)」、両者のイメージを一致させ本当に理解し合えるかどうかは、お互いの「言いかえる力」に左右されます。
例えば、あなたがとても美味しいマロンケーキを食べたとします。
その際、どう伝えますか
「甘くて、とっても美味しかったよ」
これでは、どう美味しかったか相手には伝わりにくいですね。
味覚はひとそれぞれです。
そのため、この程度の言葉だけでは、相手にシュークリームの味をありのままに伝えることはできません。
そこで、ここで「言いかえる力」を発揮し、、
「生クリームが重くなくて、後味はさっぱりしてしつこくない」
「口の中で静かに広がるような甘さで、とても美味しかったよ」
と言いかえたら、少しはおいしさのイメージが伝わってこないでしょうか。
そしたら、言葉を受け取る人も「言いかえて」確認します。
「それって要するに、栗本来の自然な甘さ、みたいな感じ?」
そこで、あなたが「そうそう、そんな感じ」となれば、より正確にイメージが伝わったことになります。
じつは、この別の表現で、「言いかえる力」こそが、読解問題で試されている力の本質なのです
発信者である筆者や作者の感情やイメージや意見を、受信者である生徒は本当にありのままに受け止めることができたのか?
それを確かめたいから、あなたが受け止めた内容を、別の言葉や表現で「言いかえて」みてください、、、というのが、読解問題の本質です
次回は、この「言いかえる力」の構成する、2つの力、
抽象化力
と
具体化力
について整理していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
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♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part2
オンライン家庭教師の東大NETアカデミーのアカデミー長のらいとです。
オンライン家庭教師の東大NETアカデミー:www.todai-connect.com/online
前回は、本当の国語力を伸ばすには、「論理的に文章を読む」癖をつけることが重要と述べました。
今回は、本当の国語力をつけるために必要な3つの力について説明します。
この3つの力については、福嶋隆史先生の「本当の国語力」が驚くほど伸びる本で具体的に述べられています。
興味のある方は、是非買って読んでみてください
そこで本題、、
国語力とは、論理的思考力だということができます。
そして、論理的思考力は、3つの力からなります。
それは、
①言いかえる力
②比べる力
③たどる力
です。
論理的思考力とは何か?
それは、「バラバラの考えや言葉を整理し、関係付けるための力」です。
そして、その課程は、次の3つに分類することができます。
①言いかえる力
これは、一見バラバラに見えるものの中に「共通点」を見つけ出し、整理する力です。
具体的には、「抽象化」と「具体化」の力です。
「受信者:文章を読む人」の言いかえる力こそが、読解問題で試されている力の本質です。
発信者である筆者や作者の感情・イメージ・意見を、受信者である読者は本当にありのままに受け止めることができたのか?
それを確かめたいから、あなたが受け止めた内容を、別の言葉や表現で「言いかえて」ごらんなさい、、、、というのが、読解問題の本質です。
②くらべる力
これは、一見バラバラに見えるもののなかに「対比関係」を見つけ出し、整理するちからです。
この力をつけることにより、書いた文章のメッセージの伝わり方が激変します。
③たどる力
これは、一見バラバラに見えるもののなかに「結びつき」を見つけ出し、整理する力です。
文章で言えば、「原因と結果」、つまり「因果」の結びつきをたどる作業です。
たどる力とは、「因果関係」を整理する力です。
次回は、3つの力のうちの①言いかえる力について説明します。
最後まで読んでいただきありがとうございます
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♪♪確実に誰でも、国語力が伸びる方法 part1
久しぶりの更新となります。
今後は定期的に更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
今回は、国語力の伸ばし方について考えていきたいと思います
数学や英語などと違い、国語力を伸ばすのは、難しいと思っている人が多いんではないでしょうか
僕も受験生のときは、国語が不得意でどのように勉強したらいいか長い間悩んでいました
センター試験の模試などで、落とす得点の半分以上が国語だったり、、と苦労しました。
確かに、数学などは、演習を繰り返すなど、やった分だけ結果に現れやすいので、数学力の伸ばし方がわかりやすいという面はあるかと思います。
それに対して、国語(特に現国の読解)は、問題演習をむやみやたらと繰り返し、時間をかけても、結果がでにくいという性質があるように思います。
それでは、国語力を伸ばすには、どうしたらいいのか?
それは、
「論理的に文章を読む」癖をつける!!
ということに、気づくことです。
このことに気づいてから、僕のセンターの国語の点数は30点以上UPしました(もう10年前になりますが、、)
たったこれだけのことに気づくか気づかないかで、大きく国語の点数は変わってきます。
それに気づくまでは、国語力はセンスだ、、、なんて本気で思っていました。
センスだから、フィーリングで国語の問題を解いていたのですね。
論理は、A→B という明確な道筋があります。
論理的に文章を読めば、答えはおのずとひとつに決まってきます。
なぜなら、Aならば、必ずBだからです。
これをフィーリングで解いているときは、
Aだから、Bのような気がする。でもCももっともらしいな、、、という風になり、間違える確率が飛躍的に高まります。
次回は、具体的にどのようにして、「論理的に文章を読む癖」をつけるかを考えて行きたいと思います
♪♪中国の人口問題と日本の少子化問題
中国では、一人っ子政策が有名ですが、その実情を生の声で聞いてきました。
①2人目を生むと罰金。それも、一般的な中国人の年収の当たるくらいの
②1人目が女の子だと、6年程度期間をおけば、男の子を産むために2人目を産んでもよい
③公職(先生や公務員など)に就いている人が2目を生むとクビになる
①、②は今まで聞いたことがありましたが、③番目は初めて聞いて、かなり衝撃を受けました。実際に、中国人の友達のおばさんは学校の先生をしていて、2人目を産んで、先生を辞めさせられたらしいです
恐るべき、中国、恐るべき一党独裁、、
前にも書いたのですが、総務省のデータによると、日本の出生率(1.37)のままだと、2100年には、日本の人口は今の1/3(4000万近く)になるそうです。
労働人口がGDPをはじめとする国力に影響するので、このままでは、日本の未来はやばいです。
そこで、中国の罰金制度の逆手をとって、日本では、2人目を産んだら、政府から300万、3人目を産んだら500万とか報奨金を与えたら、日本の少子化に歯止めがかかるんではないかなと考えてます。
先進的な大企業では、このような報奨制度を導入しているところがありますが、日本の会社の99.7%(労働人口の7割)を占める中小企業には、体力的に無理があります。
そこで、政府は目先の財政問題にとらわれることなく、長期的な視点で報奨制度を導入したらどうかなと思います。
100年後の孫たちの世代は、このまま何もしないより、少しは明るい展望が持てると思います。
皆さんは、どう思いますか