高校生ファシリテーター(?) | ポンコツ軍曹の不人気ブログ「いいかげんが好い加減」

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昨日は慰問訪問以外にもう一つ、

俺の所属する団体「まなびあい南相馬」主催の
「ファシリテーション講座」があった。
 
この講座は、「日本ファシリテーション協会」から講師を招いて、
ファシリテーションの勉強をするモノ。
スキルとしてのファシリテーションはもちろん、ファシリテーションにおいて大事な事や心構えなどを見につける事が出来る。
 
毎月開催しているのだが、昨日はその講座に高校生を誘ってみた。
講座の前の時間「NARU」で作業をしていたところで行き会った知り合いの高校生で、とても思慮深い男子だ。
自分の将来に向けて、今の自分がどうあるべきかをいつも考え、興味のある事はどんどん学ぼうとしている。
 
ファシリテーションとは一言で言うと
話し合いを促進するモノ。
これは「話の聞き方」であり、心の中にあるモノを生み出す手伝いをする事だ。
安全にそれを生み出すために、話し合いの場における
「ガードレール」のような働きをする。
 
昨日誘った彼については、常々「凄いな彼は!」と思っていて、
ファシリテーションというものがあるという事を、
是非知って欲しいと思っていたのだ。
 
これから彼は、様々な人と出会い、関わっていく。
その場において、ファシリテーションというものを知っている事は大きなプラスになるはずだ。
 
時には人と議論になる事もあるだろう。
でもファシリテーションを知っていると、議論の先にある「対話」に行き着く事が出来る。
 
これこそ、人と人の調和には
必要なものだ。
 
そんなわけで、彼を講座に誘ったのだが、彼は講座に来てくれた。
 
ファシリテーションには勉強すべき事も多くて、1回の講座で分かるかと言われればちょっと難しい。
でも彼は、興味を持って講座を聴いてくれた。
「とても面白かった」という感想ももらえた。
 
講座内での彼の発言を聴くに、彼は素晴らしい感性を持っている。
色々な事に興味を持ち、吸収しようとしている彼だが、
それは「スキルとして勉強しよう」というより、
「マインドからちゃんと理解しよう」
としているんだなという感じがした。
 
彼からすれば、俺は30歳も年上のおっさんだ。
そんな俺と彼が、価値観を共に出来る場所にいられたという事が
何とも嬉しい。