頼近美津子さん | 曇りときどき晴れ

頼近美津子さん

頼近美津子さんが亡くなられたというニュースをテレビで見てたいへん驚いた。

何度かお話しさせていただいたことがあるからだ。

まったく気取りのない気さくな方で、2年前の秋、初めてお会いしたときに1時間近く話し込んでしまった。

イタリアンジュエリーがお好きで、特徴あるデザインや石の使い方などについてお話をした記憶がある。

こういう言い方は誤解を招く可能性もあるが、テレビで拝見するより、実際にお会いしてお話しするほうが、

ずっと魅力的で、とても笑顔が素敵な方だった。

食道ガンだったということを今日知ったが、もしかすると初めてお会いした頃には発病していたのかもしれない。

53歳。

まだお若いのに、とても残念に思う。

また秋になればお会いできると思っていたので、そういう意味でも残念だ。


頼近さんのご主人は、元フジサンケイグループ議長の故・鹿内春雄(しかないはるお)氏。

「生きていれば、マスコミ勢力図が書き換えられていたはずだ。」

今でもそう語り継がれている人物。

フジサンケイグループに在職中の私の友人は、ライブドアによるニッポン放送株買い占め事件が起きたとき、

「春雄さんが生きていれば、こんなことにならなかった。」と、天を仰いでいた。

春雄氏は、1988年に43歳の若さで亡くなっている。


ご夫婦ともにとても短い人生だったことになる。

たくさんやり残したことがあっただろう。

でもうらやましいくらいに充実した人生だったようにも思える。

訃報を流すテレビでは、「頼近美津子さん」と呼んでいたが、本名は「鹿内(キャサリン)美津子さん」だったことは

あまり知られていない。


心からご冥福をお祈り申し上げます。