My Tube | 曇りときどき晴れ

My Tube

野球では侍ジャパンが世界一に輝き、サッカー日本代表はバーレーンに辛勝してワールドカップ出場に前進し、

F1ではホンダが抜けた後のブラウンメルセデスのジェイソン・バトンがポールトゥウインを果たした。

明るいニュースだけを追っていけば、金融危機も少し遠のいたようにも感じる。


が、それほど甘くはない。

東証日経平均株価は先週末から390円89銭も下げた。

利益確定売りだそうだが、まだこの程度の株価で利益確定しなくてはならないほど、

マーケットに力がなく、リスキーだということに他ならない。

まだ、カネもモノもヒトも動いていない。

フリーズしたままだ。


明るいニュースはないのか?

景気悪化の影響を受けにくいと言われているIT業界も、どうやら厳しいようだ。

2005年頃、盛んにもてはやされていた「Web 2.0」がどのようなものだったのか、

わからぬまま死語になろうとしている。

今は「クラウド」という言葉が、IT業界では旬なのだという。


ときおり私は、You Tubeにアップされた画像をときおり観る。

ビジネスモデルとしては、まだ確立していないけど観る分には楽しい。


昔かじっていたラリーの映像を見ると胸が高鳴る。

グループB時代のクルマは見ていて楽しい。

神岡ターン なんて知っている人いるだろうか?

コーナーの曲率が思ったより深かった時などに、クルマをスライドさせている最中に一瞬バックギアに入れ、

スライドを持続させるテクニック。

神岡ターンと呼ばれている理由は、神岡政夫という人が考え出したテクニックだから。


それから、なかなか見ることのできないライブ映像。

ロック、ジャズ、クラシック、Jポップなどにもレアな映像がある。

音楽だけではなく、落語や漫才も見ることができる。


音楽では、ピアノやギターなどのコピーも数多くアップされている。

ほとんどがアマチュアで聴くに堪えないものばかりだが、

ひとりだけ、空気を変えられるほどのすごい演奏を見つけた。

へたれと自称する22歳のコ

ヘビメタなので、抵抗ある人はいると思うが、hungry Days の1人ツインギターを視聴すると、

曲を知らなくても驚くと思う。

ギターの教科書に書いてあるような正確できれいな運指にまず驚かされる。

特に小指がハンマリングオンやプリングオフはもちろん、チョーキングさえできそうなほど柔軟で強い。

クラシックギターやジャズギターもこなせそうだ。

基礎がしっかりしているみたいだから、村治佳織の「サンバースト」なんかも弾きこなせるかもしれない。

メタル系のテクも、ピッキングハーモニクスや、タッピング、スィープなども完全に使いこなしている。

メタルアレンジでKAT-TUNのLIPS を弾いているけど、オリジナルを超越したテクニックを披露してる。

練習とか努力だけで辿りつけるレベルではないということ。


再生回数も多いし、コメントもものすごく多い。

多くの外人さんが視聴しているみたいで、コメントの90%が英語だったりする。

ところで、へたれさんは超絶テクニック以外にも、話題を捲き散らしている。

膝上ストッキング + ゴスロリ風衣装というファッションではあるものの、男性ではないかという疑惑があるのだ。

男性派の人は、手が大きいと言う。

女性派の人は体型(特にレッグライン)が男性ではありえないと言う。

私は男性でも女性でもいいと思う。

日本人のロックギターリストで衝撃を受けたのは、

33年前、初めてBOWWOWの山本恭司の演奏を聴いたとき以来かもしれないから。


ともかく、「いとし こいし」の漫才、ショパンコンクールのブーニンの演奏、ビル・エバンス、コルトレーン、

キャメル、カンサス、EL&P、それから古いサントリーのCM(ペンギンズバー )に続いて、

へたれさんの演奏を視聴したりしているわけです。

It's My Tube.