毎日、のんびりした生活を送りながらも、どっぷりYOUTUBEを見る生活でしたが、
ある日、次女が「トトロ見たい」と行ってきました。
次女は割と映画が好きでした。トトロは何度も繰り返し見ていて、ほかにもジブリ・ディズニーやミニオンなど。
久しぶりに一緒にトトロを見ました。そのあと魔女の宅急便。翌日にはポニョ。
YOUTUBEと映画、どちらも観るという点では変わらないような気がするかもしれませんが、
私は「映画を見たい」と思ってくれたことがすごく嬉しかったのです。
映画はストーリーがあり、描写から状況を推測したり、2時間以上集中して見なければいけないこともある。
心底疲れ切ってる人間は映画を鑑賞する余裕はないと思います。
少し余裕がある人が、感動や刺激を求めて鑑賞するものだと。
YOUTUBEは、ただ見るだけ。ただただ受け身で観るものですが、映画は推察・思考・感動と大きく心も脳も動きます。
次女に心も脳も動かせる余裕が出てきたのかな、と。
スクールカウンセラーにこのことを報告したら、同じように喜んでくれたことを覚えています。
同じころ、次女は学校の下校時刻に合わせて、「外に行きたい」というようになりました。
その理由は、「友達に会いたい」とのこと。
下校時間に合わせて、学校近くの駄菓子屋に行ったり、ケーキ屋さんに行ったり、同級生に会おうとしていました。
私はその行動に付き合うのがとてもしんどくて、「家にいよう」と次女を引き留めていました。
引き留めても「行きたい」というので、付き合って外出はしました。
同級生に会っても、次女は声をかけるでもなく、声をかけられるでもなく、、、ただ目が合うだけ。
私、同級生に会ったら「なんで学校来ないの?」って聞かれるのが怖かったんです。
きっと次女は答えられない、私が状況を取り繕って、家に連れて帰るだけ。
そして、きっと落ち込む次女をフォローしないといけない。また食べなくなるかもしれない。
はぁ、しんどい。
そんな気持ちで次女と歩いてました。
ある日、また下校時間帯に学校近くの駄菓子屋に向かって歩いていると、
次女が「疲れたな。学校って、遠いなぁ。。。」と言い立ち止まりました。
「もう家に帰ろうか」と言って、帰りました。学校までは当時次女の足で徒歩10分くらい。
大変な距離ではありません。
学校という大きな大きな存在。行かなくてはいけないという意識。
少しづつ心は回復してきている実感はありましたが、学校というところまでの距離がこんなに遠いとは、
得体のしれない次元に私たち3人だけがいってしまっていました。