私が「ペットシッタートコトコ」 の仕事を始めた2006年からお世話している「タローちゃん」
一人暮らしの飼い主のおばあちゃまが腰を痛めてお散歩に連れて行くのが大変なので週二回私がお散歩へ。
(それ以外の日はお庭が広いのでそこでウンチ・オシッコをしています。)
そのおばあちゃまが年々衰えが激しくなってきて最近では私自身も「このまま一人暮らし大丈夫かなぁ」と気になっていました。
そしてとうとうお医者様から「そろそろ一人暮らしは無理ですよ。」と離れて暮らす長男の方に宣告されてしまいました。
近い将来、ご自分たちのマンションを売り、おばあちゃまのお家に引っ越してこようと考えられているようです。
ただ、一緒に暮らすには十分なほど大きいお家だけれど、やはり息子さん夫婦の重荷にはなりたくないと、おばあちゃまはホームに入ることを検討されているようでした。
そうなると気になるのがタローちゃんの事。
ホームに連れて行くわけには行かないし、ましてや既にシニア犬のタローちゃんを引き取ってくれる方もいないし。
ただ、長男ご夫婦のお家でも3頭のダックスフントを飼っていらっしゃって3頭も4頭も同じなので飼いますとはおっしゃっているようでした。
でも時々お家にその子たちを一緒に連れて遊びに来た際には、自分の家にも関わらずタローちゃんはいつもみんなに吠えられて別の部屋に隔離されているのだそうです。
そんな状況で4頭一緒に飼うことがはたしてタローちゃんにとって良いことなのかと考えた時、きっとストレスで具合が悪くなるのではと私もおばあちゃまもその事ばかりが気がかりなのです。
だからと言ってやはり仕方のないことなのですよねぇ。
一番大事なのはおばあちゃまが気を使いながら余生を暮らすよりも多少お金がかかっても気楽な余生を送れることなのですよね。
そして必ずしもタローちゃんが不幸になるかどうか決まったわけではありませんものね。
次回お会いした時におばあちゃまが少しでも安心できるように、
「タローちゃんはきっと息子さんたちがご自分たちのワンちゃんを可愛がっているように可愛がってもらえると思いますよ。」と伝えたいと思います。
何だかとっても切ない一日でした。