鉄筋コンクリートの建造物を巡る旅・鉄コン其古卍 Part 18、ズームゾーン : ZOOM ZONEです。
水戸市内の国道20号をクルマで走行中、目に入ってきた異形のビルにビックリ! 下は自分が「ん!?」となった状態の再現ビュー。
こんなにエッジの立ったデザインのビルがあったなんて、全くノーマークでした。キーワード「ズームゾーン」や「ZOOM ZONE」で検索をかけても、ヒットするのは、ビルの賃貸情報と店子に入ってる会社のPRくらい。建築として、もうちょっと名が通っていても不思議じゃないと思うのですが、何か曰くがあるのかな?
以下、上掲の”船の舳先”のように見える場所を起点に、時計回りに見て参ります。
このビルで垂直の基準として信頼できるのは、
螺旋階段の覆いだけ。それ以外のシルエットは、微妙かつ絶妙にズラされています。
ポストモダンの香り
「電線が入っちゃうなー、もうっ!(イライラッ)」などと
気にしている場合ではないのでした。
この微妙なクネクネっぷり、
手練の仕業ですね。
ビルの要所要所には
「1・11・1 ZOOM ZONE」の文字があります。このテキストデザインも素晴らしいと思います。
帰宅後に調べてわかった事柄も交えて、ちょっと整理します。このビルは、四方建築設計事務所によってデザインされ、1990年にできました。情報源は、デザインについてはリンク先、建築年はビルに掲示されていた賃貸広告です。
驚いたのは螺旋階段の配置です。訪れたときは曇りだったため、太陽で方位を測れませんでした。が、あとからGoogle先輩に訊いてビックリ。螺旋階段がビル本体の南~南南西に位置しているのです。
日照をかなり犠牲にしているように見受けられます。(Googleの都合でなぜか直上からの航空画像が出ず、3Dになっちゃってます)
法令や近隣との折衝の経緯など、外部要因によってこの位置に螺旋階段を置かざるを得なかったのか。はたまた、デザイン、機能、眺望といった内部要因でこうなったのか。興味深いです。
点景をいくつか。
バブル時代の建築を後世に伝える機会に巡り合えたようで、幸せです。
現在、四方建築設計事務所に本物件にかかる諸事項を照会中です。なにか進展がありましたら、あらためてご報告できると思います。
水戸市内の国道20号をクルマで走行中、目に入ってきた異形のビルにビックリ! 下は自分が「ん!?」となった状態の再現ビュー。
こんなにエッジの立ったデザインのビルがあったなんて、全くノーマークでした。キーワード「ズームゾーン」や「ZOOM ZONE」で検索をかけても、ヒットするのは、ビルの賃貸情報と店子に入ってる会社のPRくらい。建築として、もうちょっと名が通っていても不思議じゃないと思うのですが、何か曰くがあるのかな?
以下、上掲の”船の舳先”のように見える場所を起点に、時計回りに見て参ります。
このビルで垂直の基準として信頼できるのは、
螺旋階段の覆いだけ。それ以外のシルエットは、微妙かつ絶妙にズラされています。
ポストモダンの香り
「電線が入っちゃうなー、もうっ!(イライラッ)」などと
気にしている場合ではないのでした。
この微妙なクネクネっぷり、
手練の仕業ですね。
ビルの要所要所には
「1・11・1 ZOOM ZONE」の文字があります。このテキストデザインも素晴らしいと思います。
帰宅後に調べてわかった事柄も交えて、ちょっと整理します。このビルは、四方建築設計事務所によってデザインされ、1990年にできました。情報源は、デザインについてはリンク先、建築年はビルに掲示されていた賃貸広告です。
驚いたのは螺旋階段の配置です。訪れたときは曇りだったため、太陽で方位を測れませんでした。が、あとからGoogle先輩に訊いてビックリ。螺旋階段がビル本体の南~南南西に位置しているのです。
日照をかなり犠牲にしているように見受けられます。(Googleの都合でなぜか直上からの航空画像が出ず、3Dになっちゃってます)
法令や近隣との折衝の経緯など、外部要因によってこの位置に螺旋階段を置かざるを得なかったのか。はたまた、デザイン、機能、眺望といった内部要因でこうなったのか。興味深いです。
点景をいくつか。
バブル時代の建築を後世に伝える機会に巡り合えたようで、幸せです。
現在、四方建築設計事務所に本物件にかかる諸事項を照会中です。なにか進展がありましたら、あらためてご報告できると思います。