2018/12/09:投稿
2022/01/02:更新

 鉄筋コンクリートの建造物を巡る旅・鉄コン其古卍 Part 12、長野市営南長野運動公園総合運動場野球場です。

長野市営南長野運動公園総合運動場野球場

 正式名称が長くて漢字でも19文字。表音文字圏の人にこの字面を見せたら、卒倒してしまいそうなくらい。

 ただし、愛称があります。 「長野オリンピックスタジアム」です。と聞くと「ああ!」となる人がいるでしょう。そう、ここは1998年の長野冬季五輪開会式などに使われた“あのスタジアム”なのです。

 サクラの花をモチーフとしたスタンドの構造体は、コンクリート打ち放しの質感と相俟って、優美な中にも力強さを感じさせます。

 来訪した時、観客席エリアは閉まっていたため、撮影は外観のみとなりました。ただ、ネットで確認したところ、グラウンドを見渡したときの様子は普通の野球場ですので、建築としての見どころは外周にあり、とみてよさそうです。

 野球のライトのポジションから
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
時計回りに見て行きます。

 スタンド躯体の
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
”押し寄せ”感がスゴいです。

 いまにも、撮影ポイントに
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
なだれ込んで来そうな迫力。

長野市営南長野運動公園総合運動場野球場

長野市営南長野運動公園総合運動場野球場

 ホームベース方向に
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
近づいてきました。

 このアングルが
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
最もフォトジェニックだと思いました。

 モニュメンタルで
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
いい造形だと思います。

 ひっそりと佇むこのエンブレム。
長野市営南長野運動公園総合運動場野球場
1990年代と自分の20代が一致する身には、感慨深いものがあります。

 長野五輪から約20年が経ちました。我々はどれくらい進歩できたのでしょう?