2018/11/17:投稿
2021/12/27:更新
鉄筋コンクリートの建造物を巡る旅。鉄コン其古卍 Part 6、カトリック日立教会です。
人生初教会の見学。失礼があってはいけないと、事前に電話で見学したいと申し出たところ、神父さんは即、快諾してくれました。
この建築、女子パウロ会HPによると、竣工はなんと1956年。モダニズム教会建築の大家・丹下健三による
イメージ。画像はWikipediaより引用
「東京カテドラル聖マリア堂」ができたのが1964年ですから、その8年前の“作品”になります。
白亜の外観のうち、もっとも目を引くのはファサードの意匠。漢字の「士」をかたどったような大胆な造形が目を引きます。
パっと見で「モチーフは十字架かな?」と思いましたが、十字架は別途、屋根の上にあります。何か別のアイディアがあったようですね。
屋根の中央部は、ファサードの反対側に向かって高くなっていきます。
この部分、室内では祭壇になっています。
玄関周りを仔細に見て参ります。
キリスト教会のステンドグラスと言えば、わたしは人物の具象画や幾何学文様を思い浮かべるのですが
ポップにも映るこのような作品は、初めて目にしました。ちなみに、「JHS」というのは、ラテン語の“Jesus Hominum Salvator”(救いの人イエス)の略語だそうです。
窓の格子も風情があって、
沖縄の花ブロックの様なアクセントになっています。白い外壁と相俟って、日立カトリック教会は沖縄感満点です。
施工方法で気になったのがこの部分。
材質はモルタルだと思います。この曲線をどのように成形したのか?
側面に設けられた多数の開口部には
ステンドグラスや窓が嵌め込まれていて、
明るい室内にの演出に一役かってます。
玄関を内側から
祭壇周り
ステンドグラスの題材は「降誕」
MC(?)席周り
ステンドグラスの題材は「復活」
祭壇から玄関側を
現代でも通じるこれほどのデザインを、1950年代の日立市でよく実現できたと感心するばかりです。
2021/12/27:更新
鉄筋コンクリートの建造物を巡る旅。鉄コン其古卍 Part 6、カトリック日立教会です。
人生初教会の見学。失礼があってはいけないと、事前に電話で見学したいと申し出たところ、神父さんは即、快諾してくれました。
この建築、女子パウロ会HPによると、竣工はなんと1956年。モダニズム教会建築の大家・丹下健三による
イメージ。画像はWikipediaより引用
「東京カテドラル聖マリア堂」ができたのが1964年ですから、その8年前の“作品”になります。
白亜の外観のうち、もっとも目を引くのはファサードの意匠。漢字の「士」をかたどったような大胆な造形が目を引きます。
パっと見で「モチーフは十字架かな?」と思いましたが、十字架は別途、屋根の上にあります。何か別のアイディアがあったようですね。
屋根の中央部は、ファサードの反対側に向かって高くなっていきます。
この部分、室内では祭壇になっています。
玄関周りを仔細に見て参ります。
キリスト教会のステンドグラスと言えば、わたしは人物の具象画や幾何学文様を思い浮かべるのですが
ポップにも映るこのような作品は、初めて目にしました。ちなみに、「JHS」というのは、ラテン語の“Jesus Hominum Salvator”(救いの人イエス)の略語だそうです。
窓の格子も風情があって、
沖縄の花ブロックの様なアクセントになっています。白い外壁と相俟って、日立カトリック教会は沖縄感満点です。
施工方法で気になったのがこの部分。
材質はモルタルだと思います。この曲線をどのように成形したのか?
側面に設けられた多数の開口部には
ステンドグラスや窓が嵌め込まれていて、
明るい室内にの演出に一役かってます。
玄関を内側から
祭壇周り
ステンドグラスの題材は「降誕」
MC(?)席周り
ステンドグラスの題材は「復活」
祭壇から玄関側を
現代でも通じるこれほどのデザインを、1950年代の日立市でよく実現できたと感心するばかりです。