お正月を挟んでしまいました。
いよいよ妄想パラダイスの最終回。
15話ラストシーンのリピートからスタートです!
「1分だけ こうしていたい」
「1分だけ」

彼が甘い声で言ったわ。
私を何度も
ぎゅっと抱きしめながら
だから私も
素直な気持ちになって
彼の背中を抱いた。

それなのに彼ったら...
「心臓の鼓動が聞こえる。」

「嬉しいの?」
え?


「長い間 独り身で
寂しかったもんな」

そんな言い方ある?!
「もう帰って」って叫んで
身を翻したわ!
そしたら...

私の腕を掴んで

引き戻し...

また私を抱きしめたの。

「苦労はさせない」

「絶対に」

こんな強引でニクらしい

私達の交際を反対していた父に
「悩みました。
彼女を諦められるのかと
僕には無理そうです。」

「お父さん!
僕には何も要りません。
金も名誉も...
彼女さえいればいいです!」

「ここで彼女と一緒に暮らします。
たとえ殺されても...
絶対に出て行きません!」

なんて、
こーんな可愛い顏して言うんだもの

愛しくてたまらなくなってしまったわ。
父が部屋を出たあと
彼ったら足が痺れて大変!



足をさすって、おまじないをしてあげたの。
そんな時に彼ったら...



もう、なんて悪い子なの!



でも

「愛してる」って...

幸せ感じちゃった


こんな寝顔で「大好物いっぱい作って!」なんて言われたら
がんばっちゃうわ

(つづく)